TABWEE T60pro 13.4インチ Android 15 タブレット |13.4インチFHD+120Hz大画面&付属品てんこ盛り
Unisoc T7280と「24GB相当RAM」搭載の13.4インチAndroid 15タブレット。大画面で動画・学習・軽い作業をこなすにはコスパ良好だが、CPU/GPUはあくまでミドル帯で、重量やアップデートの不安など割り切りも必要。
結論
買っていい人:据え置きで大画面タブレットを安くほしい人向け。13.4インチFHD+120Hzの画面とWidevine L1で動画視聴が快適で、学習アプリやブラウジング、Office系ライト作業までなら十分こなせます。付属のキーボードやマウス込みでこの価格ならコスパは悪くありません。
見送るべき人:重い3Dゲームや本格クリエイティブ、長期アップデート前提で安心して使いたい人は見送り推奨。CPU/GPUはミドルレンジで、”24GB”は8GB物理+仮想メモリの表記です。重量も約750gと大きめで、iPadクラスの完成度やブランドサポートを期待する製品ではありません。
13.4インチFHD+(1920×1200)×120Hzの大画面で、Webや動画のスクロールがなめらか。ブルーライトカット機能付きで長時間視聴にも配慮。
24GB RAM相当(8GB物理+仮想)+256GBストレージに加え、microSD最大2TB対応でコンテンツ保存にはかなり余裕があります。
10000mAhバッテリー+PD18W充電でスタミナは十分。一方で本体約750gクラスと大きく、常時持ち歩きより“家タブ”“自宅モニター代わり”寄り。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | タブレットPC / スレート型 |
|---|---|
| ブランド / モデル | TABWEE / T60pro |
| 画面 | 13.4インチ IPS(In-cell)ディスプレイ/FHD+ 1920×1200/約170ppi/最大120Hzリフレッシュレート/10点マルチタッチ/ブルーライトカット機能付き。動画視聴やWeb閲覧向けの大画面。 |
| CPU | Unisoc T7280 オクタコアSoC(最大約2.2GHzクラス)。日常用途やライトゲーム向けのミドルレンジCPU。 |
| メモリ | 物理RAM 8GB+最大16GBのRAM拡張(仮想メモリ)で合計24GB相当として動作。仮想メモリはストレージを一部使う仕組みで、物理8GBが本来のメモリ容量。 |
| ストレージ | 256GB UFS系ストレージ内蔵。microSD(TF)カードで最大2TBまで拡張可能(FAT32 / exFAT / NTFS対応)。動画・オフライン教材を大量保存しやすい構成。 |
| グラフィックス | Mali-G57 MC2 GPU内蔵。2Dゲームや軽めの3Dゲームなら動くが、重量級タイトルを高画質で長時間遊ぶには非力。 |
| カメラ / マイク | 背面16MPカメラ/前面8MPカメラ。顔認証アンロック対応。内蔵マイクとデュアルBOXスピーカーでオンライン授業やWeb会議にも対応。 |
| 無線 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz+5GHzのデュアルバンド。商品説明の「5G WiFi」は5GHz帯Wi‑Fiの意味)/Bluetooth 5.0/GPS・GLONASS・GALILEO・BeiDouなど位置情報サービス対応。 |
| 入出力 | USB Type‑C×1、microSDカードスロット、3.5mmヘッドホン端子。物理ポートは最小限なので、多端子が必要ならUSBハブ前提。 |
| 外部出力 | USB Type‑C経由の有線映像出力(DisplayPort Alt Modeなど)について公式な記載はなく、基本はワイヤレスミラーリングやキャスト前提と考えた方が安全。 |
| バッテリー | 10000mAhリチウムポリマー電池/USB Type‑C経由のPD 18W急速充電対応。動画視聴中心なら1日程度は十分持つクラス。 |
| サイズ / 重量 | 309.00×201.00×8.00 mm / 748 g |
| OS | Android 15(Googleモバイルサービス搭載)/Gemini AI 2.5/Widevine L1対応でNetflixやPrime Videoなどの1080p再生に対応。 |
実メモリ8GB+ミドルクラスSoC+大画面というバランスで、動画・学習・ライト作業向けの“据え置きタブレット”。スペック表の数字は盛られがちなので、用途を冷静に見極めればコスパは悪くない。
迷ったら:「大画面で動画や勉強をする“家タブ”ならアリ。重いゲームや長期運用の安心感を求めるなら別機種」。
24GB RAM相当は物理8GB+仮想メモリの合計表記。実際の快適さは8GBクラスと考え、タブ切り替え多めでもそこそこの余裕というイメージ。
13.4インチFHD+×120Hzで、スクロールの滑らかさと文字の読みやすさは価格以上。ただし2K/3K解像度ほどの精細さはありません。
本体約750g+キーボード・ケースで1kg超え想定。持ち歩きより、スタンドに立ててノートPC代わりに使うスタイル向け。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
13.4インチFHD+×120Hzの大画面:動画・電子書籍・学習アプリが見やすく、スクロールも滑らか。
Widevine L1対応でNetflixやPrime Videoなどの1080p高画質ストリーミングを楽しめる。
24GB相当RAM+256GBストレージ+2TB microSD対応で、アプリや動画・資料を大量に保存可能。
10000mAhバッテリー×PD18W充電でスタミナと充電速度のバランス良好。家の中で持ち歩いても電池不安が少ない。
キーボード/マウス/タッチペン/ケースなど付属品が豊富で、開封してすぐ“なんちゃってノートPC”として使えるコスパの良さ。
注意して選びたい点
CPU/GPUはミドル帯:Unisoc T7280+Mali-G57 MC2は、重い3Dゲームや動画編集をガッツリやるには力不足。あくまでライト用途向け。
「24GB RAM」は仮想メモリ込み:物理8GB+ストレージを削って拡張する方式で、本物の24GB RAMとは別物。ストレージの寿命や速度低下にも注意。
本体が大きく重い:約750g+キーボードケースで1kg級。通勤通学の常時持ち歩きには向かず、自宅据え置き寄り。
ブランド・アップデートの信頼性は大手ほど高くない:Androidやセキュリティ更新がどこまで続くかは不透明で、長期運用前提なら不安要素。
物理ポートがType‑C×1のみに近く、拡張性は低い。USBメモリや有線LANなどを多用するならハブやドックがほぼ必須。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見るファンレスで動作音は静かだが、中華タブ特有の個体差やソフト最適化の甘さはあり得るので、“そこそこ安定”くらいの期待値が妥当。 |
| 軽さ・持ち運び | × |
理由を見る本体約748g+キーボード・ケースで1kg超え。毎日バッグに入れて持ち歩くには重く、大きさもかさばる。 |
| バッテリー重視 | ○ |
理由を見る10000mAhバッテリーで動画中心なら1日十分持つクラス。自宅内の持ち歩きや長時間視聴に強い。 |
| コスパ重視 | ○ |
理由を見る13.4インチ120Hz+キーボード等フルセットで3万円弱なら割安感あり。ただしブランド力やアップデート面は割り切り前提。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る付属キーボード・マウスで簡易ノートPC風に使えるが、打鍵感やペン精度は“おまけレベル”。本格入力には外付けキーボード検討。 |
| 画面の見やすさ | ○ |
理由を見る大画面FHD+とそこそこの輝度で、動画・教材・PDF閲覧には十分。細かい文字を長時間読む用途では2Kクラスに劣る。 |
| Web会議 | △ |
理由を見る8MPフロントカメラと内蔵マイクで一般的なオンライン授業・会議には対応可。ただし画質・音質は価格相応で、プロ用途には物足りない。 |
| 事務作業・学業 | △ |
理由を見るBluetoothキーボード込みでレポート作成やオンライン授業には便利。ただしAndroidなので、Windows前提の学習環境には向かない。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見るSNS用の写真加工や短い動画編集程度なら対応可能。多トラック編集や4K長尺など本格用途には非力。 |
| ゲーム | × |
理由を見るカジュアルゲームや2D中心なら良いが、重量級3Dゲームを高画質で快適に、という用途には向かない。設定を落としても限界あり。 |
| 開発・解析 | × |
理由を見るAndroidタブレットとしての開発検証には使えるが、PC代わりの本格開発・解析にはパワーも環境も不足。 |
| 拡張性・長期運用 | × |
理由を見るRAM・ストレージは増設不可で、OSアップデートの保証も限定的。3〜4年腰を据えて使うメイン機というより、割り切ったサブ機向け。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
レビューでは「動画視聴やSNSには快適」「画面が大きくて見やすい」という声が多く、ソファやベッドで使う“家タブ”としての満足度は高め。
一方で、T7280はあくまでミドルSoCなので、原神クラスの重いゲームでは画質をかなり落としてもコマ落ちが目立つという報告もあり、ゲーム用に買うと期待外れになりがち。
付属キーボード・マウス・ペンは「使えるが高級感はない」という評価が中心で、長文入力やお絵描きを本気でやるなら別途周辺機器を用意した方がよいとの声が目立つ。
国内レビューでは「13.4インチ120Hzでこの価格は魅力」「ただしUnisocなので過度な期待は禁物」というトーンが多め。
セール価格で割り切って買う“リビング用大画面タブ”として見ると満足度が高く、万能メイン機として見ると粗が目立つ印象です。
注意点ガイド
ゲーム性能はあくまでライト級:AnTuTu30万点台クラスで、重量級3Dゲームを高設定で長時間遊ぶには力不足。
「24GB RAM」表記は誤解を招きやすい:物理8GB+仮想メモリであり、本物の24GB RAM搭載機とは別物。ストレージ寿命にも多少影響しうる。
本体サイズ・重量が大きい:約309×201×8mm/748gで、片手持ちには厳しい。キーボードケース込みだと小型ノート並みの重さ。
アップデート・サポート体制が未知数:大手ブランドのタブレットと比べ、Androidバージョンアップやセキュリティ更新の継続性は期待しにくい。
ポート・拡張性は最小限:Type‑C×1とmicroSD・イヤホン端子のみ。外部モニター出力も明記されておらず、拡張性を求めると物足りない。
この機種の弱点は「ミドル帯SoC」「大きくて重い」「更新・サポートの不透明さ」の3点。価格に見合った割り切りができるかどうかが、満足度の分かれ目になります。
比較・代替案
Tabwee T90(11インチ/Android 16):同ブランドの11インチFHDタブレット。少し小さく軽量で、最新Android 16搭載。大画面よりも取り回しを優先するならこちらも候補。
同クラスの13インチT7280搭載機:TECLAST T65やDOOGEE U13など、同じUnisoc T7280&13インチ級のタブレットもセール対象になりやすい。価格と付属品のバランスで比較したい。
性能重視ならHelio G99/Snapdragon 7s系のタブレット:3Dゲームや動画編集を視野に入れるなら、Helio G99やSnapdragon 7s Gen 2クラスのSoCを積んだ13型前後のタブレットの方が余裕がある。
長期安心重視ならiPad系:価格は上がるが、OSアップデートやアプリ互換性・ペン体験を重視するならiPad(第10世代など)も比較対象。特に学習用途で指定端末がある場合は要確認。
同価格帯には、UNISOC Tシリーズ搭載の中華13インチタブが多数存在します。
「画面サイズ/SoCクラス/付属品量/ブランドの安心感」のどこを優先するかを決めてから比較すると選びやすくなります。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
TABWEE T60proは、13.4インチFHD+×120Hz大画面と10000mAhバッテリー、さらにキーボードやマウスなどの付属品を一式そろえた“リビング用大画面タブレット”。一方で、と約750gの重量、アップデート面の不透明さなど、価格なりに割り切りが必要な1台です。
買ってよい人:「大画面で動画・電子書籍・学習アプリを楽しみたい」「ノートPCほど本格的でなくてよいが、キーボード付きで安く欲しい」という人。リビングや学生の自宅用サブ端末に。
見送る人:重い3Dゲームや動画編集を本格的にやりたい人/長期のOSアップデートやブランドサポートを重視する人/毎日持ち歩ける軽さを求める人。そうした用途では他機種を選んだ方が結果的に満足度が高いです。
セールで2万円台前半まで下がるタイミングも多いモデルです。
「用途は動画・学習中心/予算は抑えたい」という条件にハマるなら、キャンペーン価格を待って購入するのが賢い選択です。
用語の超かんたん解説
- Widevine L1
NetflixやPrime Videoなどの動画サービスでフルHD以上の高画質再生を許可するDRM(著作権保護)レベル。L1対応端末なら1080p再生がしやすくなります。
- 仮想メモリ(RAM拡張)
物理メモリが足りないときに、ストレージの一部をRAMの代わりに使う仕組み。容量は増えたように見えるが速度は遅く、ストレージの寿命にも影響しうるため、実メモリとは別物と考えるのが安全です。
- リフレッシュレート(Hz)
画面が1秒間に何回書き換わるかを示す値。120Hzなら1秒間に120回描き換わるため、60Hzよりスクロールやアニメーションがなめらかに見えます。ゲームやUIの“ヌルヌル感”に直結する指標です。
