MINISFORUM UM790 Pro(Ryzen 9 7940HS / 32GB / 1TB) |USB4×2で“最大4画面・8K対応”の小型高性能

Ryzen 9 7940HS+Radeon 780M搭載の0.8L級ミニPC。USB4×2・HDMI2.1×2・2.5GbE・Wi‑Fi 6Eで据え置きも多画面も強い。静かさは負荷次第、専用GPUは非搭載。

新品 Ryzen 9 7940HS USB4×2 4画面出力 2.5GbE
MINISFORUM UM790 Pro(Ryzen 9 7940HS/32GB/1TB/Windows 11 Pro)の商品画像

(新品)MINISFORUM UM790 Pro(Ryzen 9 7940HS|DDR5 32GB|1TB SSD|Windows 11 Pro)

参考価格:¥109,980 (Amazon記載・変動あり)。型番/構成は出品者に要確認。

結論

買っていい人:小型で高性能・多画面を一台で実現したい人。4K×2〜3台や8K対応の表示環境、資料作成〜写真編集、軽い動画編集、軽〜中量級ゲームまで広くこなしたい用途に最適。NVMe×2とメモリ換装OKで運用も柔軟。

見送るべき人:AAAゲームを高設定で長時間GPU演算/3D制作を本気でやる人は専用GPU機へ。超静音最優先完全無停止の業務用途は大型機/メーカー製ビジネス機の方が安心。

要点(ここだけ):
  • USB4×2+HDMI2.1×2で最大4画面。USB4は8K@60Hz、HDMIは4K@144Hz対応。

  • PD給電対応:USB4からPC本体に給電も可能(対応モニター/アダプタが必要)。

  • デュアルM.2 PCIe4.0DDR5 SO-DIMM×2(最大64GB)で増設が簡単。

         
おすすめ用途:在宅×多画面の事務・学習、写真現像〜軽い4K動画編集、省スペースの常時稼働サーバー風(NAS/配信/開発)にも。
妥協ポイント:専用GPU非搭載、負荷時のファン音、USB4のPD出力(モバイルモニタ給電)は相性が出る場合あり。

基本スペックと特徴

基本スペック(クリック/タップで展開)
PCタイプ デスクトップパソコン / ミニPC
ブランド / モデル MINISFORUM / Venus Series UM790 Pro
画面

—(内蔵ディスプレイなし)

メモリ

DDR5-5600 SO-DIMM 16GB×2(計32GB)/スロット×2、最大64GB。

ストレージ

M.2 2280 NVMe PCIe4.0 SSD 1TB(装着)+M.2 2280 PCIe4.0 空き×1。

グラフィックス

AMD Radeon 780M(内蔵GPU/RDNA 3/最大2.8GHz)。

無線

Wi‑Fi 6E、Bluetooth 5.3(モジュールはロットにより異なることあり)。

入出力

USB4(DP Alt/PD)×2、USB 3.2 Gen2 Type‑A×4、HDMI 2.1×2、2.5GbE(RJ45)×1、3.5mmオーディオ×1、Clear CMOS×1、DC‑IN。

外部出力

最大4画面:HDMI 2.1×2(4K@144Hzまで)、USB4×2(8K@60Hzまで)。同時4出力対応。

サイズ / 重量 130.00×126.00×52.30 mm
OS

Windows 11 Pro

公式仕様:Ryzen 9 7940HS/DDR5-5600(最大64GB)/M.2 NVMe×2/USB4×2(PD IN対応)/HDMI 2.1×2/Wi‑Fi 6E/2.5GbE。重量は公表されないことが多く、ロット差や構成差に留意。

ミニ解説

0.8Lの小型筐体で“多画面×高速ストレージ”を一台に。据え置き用途の実用最適解。

  • USB4×2+HDMI×2で配線自由度が高い。PD給電でケーブル1本運用も可。

  • NVMe×2でOS/データ分離や後付け増設が簡単。RAID運用も視野。

  • 780MはフルHD中設定のゲームや写真/動画の軽編集にちょうど良い。

推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に

良いところ

  • 小型0.8Lでも拡張性◎:SO‑DIMM×2とM.2×2で後から盛れる。

  • 多画面が得意:USB4×2+HDMI2.1×2で4画面・高解像/高リフレ対応。

  • ネットワークも高速:2.5GbE+Wi‑Fi 6Eで有線/無線とも快適。

  • 日常〜軽クリエイティブに強い:8C/16T+高速SSDで体感キビキビ。

  • 設置自由度:VESA裏付けでデスクもすっきり。

注意して選びたい点

  • 専用GPU非搭載:重い3DやAAA高設定は厳しめ。

  • 負荷時の騒音:小型ゆえ高負荷ではファン音が出る。設置場所を工夫。

  • USB4のPD出力は限定的:モバイルモニターの給電(15W級)は相性報告あり。

  • メモリ規格:DDR5-5600想定だがモジュール/BIOS設定で実効4800MT/s動作の例も。

  • 初期ロット品質のばらつき:USBや再起動の不具合報告が散見。購入元の保証体制を確認。

どんな人におすすめか

○ おすすめ △ 普通 × おすすめしない
目的・シーン おすすめ度 理由 / コツ
安定動作・静音
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軽負荷は静か。高負荷ではファン音が増えるので防音/設置工夫推奨。

軽さ・持ち運び
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0.8L級で小型。出先設置やVESA裏付けで運搬も容易。

バッテリー重視 ×
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据え置き用(AC必須)。ノートの代替ではない。

コスパ重視
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構成次第でお得。セールや整備品も選択肢。専用GPUが要るなら別路線。

入力の快適さ
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外付けキーボード/マウス前提。USB-A×4で周辺機器は繋ぎやすい。

画面の見やすさ
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対応モニタ次第で4K/高リフレッシュも可。多画面で作業領域を広く。

Web会議
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カメラ/マイクは外付け前提。配線すっきりならドック併用が楽。

事務作業・学業
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タブ大量・Office快適。デュアル〜トリプルディスプレイで効率UP。

写真・軽い動画編集
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Ryzen 9+高速SSDでサクサク。長尺4Kや重いエフェクトは要工夫。

ゲーム
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780MでフルHD中設定が目安。重量級は設定を下げる/クラウド併用。

開発・解析
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8C/16TでビルドやVMが現実的。メモリは32〜64GB推奨。

拡張性・長期運用
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SO‑DIMM×2とNVMe×2は◎。ただし内蔵GPU・端子仕様は固定。

実機レビューでの論点(要点だけ)

  • 4画面運用は実例多し。ケーブル/モニタ規格(HDMI2.1/DP Alt/DSC)を揃えると安定。

  • USB4のPD本体への給電は可。モバイルモニタ給電は15W級で相性報告あり。

  • メモリ速度:5600MT/s表記でも環境で4800MT/s動作の声。BIOS更新や対応SODIMM選定が鍵。

  • Type‑Aの安定性:一部でハブ相性/給電の話題。前面Type‑C経由で回避する例も。

  • 冷却はCold Wave 2.0で強化。高負荷連続では音量↑だが性能維持は良好との評。

         

コミュニティの声はBIOS/ロット/周辺機器で結果が分かれます。購入元の返品・保証条件と最新BIOSの適用を推奨。

注意点ガイド

  • 専用GPUがない:最新AAAや3D制作は役不足。

  • 高負荷時のファン音:小型ゆえ静音性は万能ではない。

  • USB4のPD出力相性:給電要求の高いモバイルモニタでは動かない例。

  • メモリ/USB周りの個体差:5600MT/s非動作やUSB不安定の報告あり。

  • 端子は増やせない:PCIe拡張不可。必要ならドックや外付けGPU(別製品)を検討。

据え置き省スペースでの万能“箱”として優秀だが、重い3D/長時間GPU処理は別路線を。購入時は返品・保証の手厚い販路推奨。

比較・代替案

同シリーズの選び方
  • UM760 Pro(Ryzen 5 7640HS):軽め用途なら価格を抑えつつUSB4×2/HDMI×2は同等。

  • UM890 Pro(Ryzen 9 8945HS):世代更新・2.5GbE×2やOCuLinkで拡張性重視。

  • メモリ/SSDは最初に盛る:写真/動画用途は32→64GB・SSD 2台体制が安心。

用途別に替えたほうが幸せ
  • コスパ優先:Beelink SER8 / GEEKOM A8 など同世代APU搭載ミニPCのセール狙い。

  • 安定性重視:Lenovo ThinkCentre Tiny/HP Elite Mini等の法人向け小型デスクトップ。

  • 3D/ゲーム重視:小型でもdGPUが要るならITX自作やeGPU対応モデル(OCuLink搭載機)へ。

同シリーズでもI/O構成が異なる型番があるため、HDMI/USB4台数やLANポート数は購入前に再確認を。

まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ

UM790 Proは“小さくても速い”を体現する万能ミニPC。USB4×2+HDMI×2で最大4画面、NVMe×2とSO‑DIMM×2で増設も容易。対して専用GPUは非搭載、高負荷時は騒音が出やすい点と、USB/メモリ周りの個体差は要注意。ハマる環境なら据え置き用の最適解。

  • 買ってよい人:省スペース×多画面×高速ストレージで作業効率を上げたい。写真・軽い動画編集・配信/自宅サーバーまで幅広く。

  • 見送る人:最新AAAを高設定でやり込みたい/完全静音や“絶対安定”を最優先。

表示規格(8K/4K/高リフレ)はケーブル/モニター側仕様に依存。USB4のPDは“本体給電可・モバイルモニタ給電は条件付き”。

用語の超かんたん解説

USB4(DP Alt/PD)

映像・データ・給電を1本で扱える規格。UM790 Proは8K@60Hz出力とPD給電(本体への給電可)に対応。

Radeon 780M(RDNA 3)

最新世代の内蔵GPU。フルHD中設定のゲームや動画エンコード支援に強いが、専用GPUほどではない。

Ryzen AI/NPU

CPU内蔵のAI処理エンジン。対応アプリでノイズ除去や背景ぼかし等の処理を省電力で実行できる。