LG gram 17(17Z90S-MA78J) |17型で1350g・最大19.5時間
Core Ultra 7 155Hと1TB SSDを載せた17インチの“超軽量”。<br>大画面と携帯性を両立しつつ、iGPUなので重い3Dは控えめ。Amazon.co.jp限定(Officeなし)。
結論
買っていい人:“17型の作業性を持ち歩きたい”人に刺さる一台。TB4×2やUSB-A×2、HDMI、microSDまで揃い、資料作成・多数タブのブラウズ・Office・写真現像や軽い動画編集を快適にこなせます。
見送るべき人:AAAゲーム/重い3Dや長時間エンコードが主目的なら不向き。価格対性能を最優先する人や、屋外の強い日差し下で使う機会が多い人(輝度350nit/60Hz)も再考を。
17型で約1.35kgの超軽量。大画面ノートとしては異例の持ち運びやすさ。
WQXGA 16:10・DCI-P3 99%の広色域IPSで、文字も写真も見やすい。
端子が豊富:Thunderbolt 4×2、USB-A×2、HDMI、microSD、ヘッドホン端子。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | ノートパソコン / クラムシェル型 |
|---|---|
| ブランド / モデル | LG / gram 17 17Z90S-MA78J |
| 画面 | 17.0インチ IPS / 2560×1600(WQXGA)/ 16:10 / アンチグレア / 60Hz / 350nit / DCI-P3 99% / コントラスト1200:1 |
| メモリ | 16GB LPDDR5X-7467(デュアルチャネル) |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD(PCIe 4.0 x4)+空きM.2 2280スロット×1 |
| グラフィックス | Intel Arc Graphics(内蔵GPU) |
| カメラ / マイク | 1080p Webカメラ+IR顔認証(Windows Hello)/ デュアルマイク / 2W+2Wスピーカー(Dolby Atmos) |
| 無線 | Wi‑Fi 6E(IEEE 802.11ax、a/b/g/n/ac対応)、Bluetooth 5.3 |
| 入出力 | Thunderbolt 4/USB4(Type‑C, 40Gbps)×2、USB-A 3.2 Gen2×2、HDMI×1、microSDカードスロット、3.5mmヘッドセット端子 |
| 外部出力 | TB4(DP Alt)×2とHDMIで外部ディスプレイ接続に対応。4K/60Hzクラスの複数画面運用が現実的。 |
| バッテリー | 77Wh(4セル)/ 動画約12時間・アイドル約19.5時間 / USB-C PD 65W充電 |
| サイズ / 重量 | 378.80×258.80×17.80 mm / 1350 g |
| OS | Windows 11 Home |
Amazon.co.jp限定モデル(Officeなし)。ハード構成は標準モデル(17Z90S-MA78J2)相当。数値は公式仕様を基に記載。
大画面なのに軽い。17型で1.35kg、端子も揃って“据え置き級の作業”を持ち歩ける。
オンボード16GBで増設不可。用途次第でメモリ見積もりが重要。
端子は充実:TB4×2/USB-A×2/HDMI/microSDでドックなしでも運用しやすい。
SSDは空きM.2×1で後から容量を足せる。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
17型で1.35kg:大画面と携帯性を両立。
WQXGA 16:10・広色域:DCI-P3 99%のIPSで作業も映像も見やすい。
77Whで長時間:カタログで最大19.5h(動画約12h)。出張・通学に◎。
端子が豊富:TB4×2、USB-A×2、HDMI、microSD、ヘッドホン端子。
1TB+空きM.2:ストレージを後から増やせる。
顔認証/1080pカメラ:ログイン迅速、会議も安心。
注意して選びたい点
専用GPUなし:重い3D/AAAゲームは設定を下げても厳しめ。
メモリ増設不可:16GB固定。将来の重作業には不安が残る。
60Hz/350nit:ゲーミングや屋外の強日照には物足りない。
有線LAN端子なし:安定接続はUSBアダプタやドックが必要。
価格は強気:軽さ・大画面の付加価値込みで割高に感じる人も。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る普段使いは静か。長時間の高負荷ではファン音はそれなり。 |
| 軽さ・持ち運び | ○ |
理由を見る17型で1.35kgは希少。毎日の持ち出しも現実的。 |
| バッテリー重視 | ○ |
理由を見る77Whで長時間。会議や出張でも電源探しの頻度が減る。 |
| コスパ重視 | × |
理由を見る性能/容量だけで比べると割高。軽さと端子の充実に価値を感じる方向け。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見るテンキー付きで数入力は快適。配列とタッチパッド位置は好みが分かれる。 |
| 画面の見やすさ | ○ |
理由を見るWQXGA・広色域・反射少なめで資料も写真も見やすい。 |
| Web会議 | △ |
理由を見る1080pカメラと顔認証で実用十分。照明次第で画質は左右される。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る多数タブやOfficeが快適。外部モニタ併用もしやすい端子構成。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る広色域でプレビュー良好。長尺/重いエフェクトは時間がかかる。 |
| ゲーム | × |
理由を見るiGPUのため軽め/インディー中心。AAAは画質を下げる前提。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るWeb/アプリ開発は快適。Docker/VM多用は16GBがボトルネックに。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るSSDは増設可(空きM.2×1)。メモリは固定で将来余裕は限定的。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
“17型で1.35kg”の軽さはインパクト大、という声が多い。
Arc iGPUで軽いゲームや写真編集は十分という評価。一方AAAは設定調整が必要。
空きM.2スロットで1TBからの増設がしやすい点が好評。
体感は用途・設定・周辺機器で変わります。重い作業は電源接続と冷却確保を。
注意点ガイド
専用GPUなし:3D/AAAゲームや高度なGPU処理は非推奨。
メモリ増設不可:オンボード16GBのみ。購入時に割り切りが必要。
表示性能は実用寄り:60Hz/350nitでゲーミングや屋外は弱め。
有線LANポート非搭載:安定通信はUSBアダプタ等を追加。
価格は高め:軽さと完成度に価値を見いだせないと割高感。
“軽さと端子の充実”という個性に価値を感じるかが判断基準。重い処理は上位GPU機やデスクトップへ。
比較・代替案
17Z90S-MA78J2(Officeあり):基本ハードは同等。Office同梱が必要ならこちら。
gram 16(16Z90S系):16型でさらに携行性↑。画面はやや小さいが重量もさらに軽い構成が多い。
より性能重視:RTX搭載の16〜17型薄型ノート(例:ASUS/HP/Lenovoのクリエイター系)。重い編集や3D用途に。
価格重視:Ryzen 7/16〜32GB/1TBクラスの15〜16型をセールで狙うと費用対効果◎。
表示重視:OLEDや高リフレッシュ(120Hz以上)の14〜16型。動画・ゲームの滑らかさ重視派に。
同シリーズ内は画面サイズ/Office有無の違いが中心。購入前にメモリ固定・端子構成・増設可否(空きM.2)を要確認。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
LG gram 17(17Z90S-MA78J)は、17型の作業性×1.35kgの携行性を両立した希少な選択。広色域WQXGAと豊富な端子で在宅も外出も快適。一方でiGPU・60Hz・メモリ固定は割り切りが必要。用途がハマれば強力な“軽量据え置き”。
買ってよい人:大画面を持ち歩きたい/外部モニタを併用して生産性を上げたい/静かで長時間使える17型が欲しい。
見送る人:AAAゲームや重い3D/長時間エンコード、本体での拡張(メモリ増設)を重視する。
価格は変動が大きいのでセールやポイント還元を活用。購入時に容量(SSD増設前提か)を計画しておくと安心。
用語の超かんたん解説
- WQXGA(2560×1600)
16:10の高解像度。縦方向に情報量が増え、表や文書が見やすい。
- Thunderbolt 4(USB4)
最大40Gbpsの高速規格。映像出力や高速ストレージ、ドック接続が可能。
- LPDDR5Xメモリ
省電力・高速な内蔵メモリ。オンボード実装ゆえ後から増設できない点に注意。
