LG gram 14(14Z90RU-GA53J) |“999gで最長27時間”

第13世代Core i5とDCI-P3 99%対応の14型WUXGA。端子は充実(TB4×2/HDMI/USB-A×2/microSD)、SSDは空きM.2で増設可。カメラ720pや輝度350nitは割り切りポイント。

新品 999g 長時間駆動 Thunderbolt 4×2

結論

買っていい人:軽さとバッテリー最優先で、Office・ブラウズ・資料作成・出張や通学の持ち運びが多い人。端子が豊富でドックなしでも運用しやすく、広色域(DCI-P3 99%)で写真閲覧も見やすい。

見送るべき人:高画質なWeb会議(FHDカメラ希望)や、重い動画編集・3D・ゲームを狙う人。メモリは増設不可、液晶は350nit/60Hzで高輝度・高リフレッシュ重視の人には物足りない。

要点(ここだけ):
  • 999gの超軽量+72Whで動画13時間/アイドル27時間のロングバッテリー。

  • 端子が強い:Thunderbolt 4×2、USB-A×2、HDMI、microSD、3.5mm。ドック無しでも十分。

  • 14型IPS WUXGA(DCI-P3 99%・アンチグレア・350nit/60Hz)。カメラは720p。

         
おすすめ用途:モバイルワーク全般、資料作成、ブラウズ、写真管理(軽作業)。TB4ドックや外部モニタ併用にも。
妥協ポイント:Webカメラ画質、画面の明るさ/滑らかさ、ゲーム性能、メモリ増設不可。

基本スペックと特徴

基本スペック(クリック/タップで展開)
PCタイプ ノートパソコン / クラムシェル型
ブランド / モデル LG / gram 14(14Z90RU-GA53J/スノーホワイト)
画面

14.0インチ IPS / 1920×1200(16:10)/ アンチグレア / DCI-P3 99% / 350nit / 60Hz。

メモリ

16GB LPDDR4X 4266MHz(デュアル)増設不可

ストレージ

512GB NVMe SSD(PCIe 4.0 x4)+空きM.2(2280)×1で増設可。

グラフィックス

Intel Iris Xe(内蔵GPU)。

カメラ / マイク

HD(720p)ウェブカメラ。1.5W+1.5Wスピーカー(Dolby Atmos)。

無線

Wi‑Fi 6E、Bluetooth 5.1。

入出力

Thunderbolt 4(USB4 40Gbps)×2、USB-A 3.2 Gen1×2、HDMI×1、microSDカードスロット×1、3.5mmヘッドセット端子。

外部出力

TB4経由で最大5K@60Hz出力対応。HDMI出力も搭載。

バッテリー

72Wh(2セル)/ 動画最長13時間・アイドル27時間目安 / 充電時間 最大約3時間。

サイズ / 重量 313.40×215.20×16.80 mm / 999 g
OS

Windows 11 Home

MIL-STD-810H(7項目)準拠の耐久テスト。販売店限定モデル表記あり。数値はメーカー公式仕様に基づく。

ミニ解説

迷ったら:軽さ・端子の豊富さは強み。メモリは増設不可/SSDは空きスロットで増設可を理解して選ぶ。

  • 端子充実:TB4×2/USB-A×2/HDMI/microSDで“そのまま”使いやすい。

  • 広色域(DCI-P3 99%)で写真閲覧がきれい。輝度は350nitと平均的。

  • SSDは増設可(空きM.2 2280×1)。一方、メモリは固定

推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に

良いところ

  • 999gの超軽量。毎日の持ち運びが苦にならない。

  • 72Whで長時間駆動(動画13h/アイドル27h目安)。出張・通学に強い。

  • 端子が豊富:TB4×2、USB-A×2、HDMI、microSDで周辺機器に柔軟。

  • DCI-P3 99%の広色域IPSで写真閲覧や資料の色がリッチ。

  • SSD増設OK:空きM.2(2280)×1で容量を後から盛れる。

  • MIL-STD-810H準拠の耐久性テストクリアで携行時も安心感。

注意して選びたい点

  • 価格は強気:i5/16GB/512GBとしては割高に感じる場面も。セール待ち推奨。

  • Webカメラが720p:FHD画質を求める人は外付け推奨。

  • 画面輝度350nit・60Hz:屋外の強い日差しや滑らかな動き重視には物足りない。

  • メモリ増設不可:16GB固定。重い編集やVM多用は将来余裕が乏しい。

  • ゲーム/3Dは弱い:Iris Xe(iGPU)で重いタイトルは設定を大幅に下げる前提。

どんな人におすすめか

○ おすすめ △ 普通 × おすすめしない
目的・シーン おすすめ度 理由 / コツ
安定動作・静音
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UシリーズCPUで軽作業は静か。薄型でも普段使いの安定感は高い。

軽さ・持ち運び
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約999gの超軽量。バッグに常備しやすい。

バッテリー重視
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72Whで長時間。電源なしの移動日でも安心。

コスパ重視 ×
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性能は実用十分だが価格は強め。セールやポイント還元を狙いたい。

入力の快適さ
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日本語83キー+バックライト/大型タッチパッド。配列は標準的。

画面の見やすさ
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DCI-P3 99%で色は豊か。輝度350nitは屋外だと力不足。

Web会議
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720pカメラで必要十分。高画質重視は外付け推奨。

事務作業・学業
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軽快・長持ち・端子豊富。外部モニタもTB4/HDMIで柔軟。

写真・軽い動画編集
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広色域でプレビュー良好。ただしiGPU&16GBで重作業は厳しめ。

ゲーム ×
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eスポーツ系の軽量級なら設定次第。重い3Dは不向き。

開発・解析
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Web/アプリの軽中規模は可。VM多用や並列ビルドはメモリ固定がネック。

拡張性・長期運用
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SSDは増設可だがメモリは固定。ポートは長く使える構成。

実機レビューでの論点(要点だけ)

  • 持ち運びの負担が少ないという声が多く、日常利用の取り回しで高評価。

  • 実働バッテリーは使い方で差が出るが、軽作業中心なら1日持つとの声が目立つ。

  • 表示は色リッチだが、屋外では暗めカメラ画質は並という指摘が散見。

         

体感は使用環境(輝度/通信/アプリ)で大きく変わります。バッテリー時間は公式の目安値を基準に見積りを。

注意点ガイド

  • 720pカメラで画質は並。オンライン面接や配信は外付け推奨。

  • 350nit/60Hzのパネルは屋外・高速表示に弱い。

  • メモリは固定(増設不可)。用途を見積もって購入時に決め打ち。

  • iGPUのみで重い動画編集・3D・AAAゲームは非現実的。

  • 価格対性能は控えめ:値引きやポイント反映で狙うのが吉。

日常〜ビジネスは快適。一方で重い制作・ゲーム・高画質会議は別途機材や上位機種を検討。

比較・代替案

同シリーズの選び方
  • 上位構成のgram 14:メモリ/SSD容量が大きいモデルなら余裕が増す(メモリは購入時選択のみ)。

  • gram 16:画面広く作業効率重視。重量は増すが据え置き中心なら有力。

用途別に替えたほうが幸せ
  • 軽さ最優先:富士通 LIFEBOOK UHやNEC LAVIE Pro Mobileなど国内超軽量系。

  • 画面重視:ASUS Zenbook 14 OLEDなど高輝度/高コントラストの有機EL。

  • 堅牢・キーボード重視:Lenovo ThinkPad X1 Carbon系。

“軽さ×端子充実”は希少。価格と用途のバランスで比較検討を。

まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ

LG gram 14(14Z90RU-GA53J)は999gと長時間駆動に、TB4×2/HDMI/USB-A×2/microSDの“実用ポート”を揃えた優等生。広色域IPSで資料・写真が見やすい一方、720pカメラ350nit/60Hzは割り切り。軽快なモバイル作業用としてハマる人には強い選択肢。

  • 買ってよい人:とにかく軽い14型と長時間駆動、ドックなしでもつながる端子の多さを重視。

  • 見送る人:FHD以上のWebカメラ、屋外でも明るい画面、重い編集・ゲーム性能を求める。

参考価格帯での購入は割高感も。セール/ポイント込みで“ちょうど良い価格”を狙うのがコツ。

用語の超かんたん解説

Thunderbolt 4

最大40Gbpsの高速I/O。映像出力(DP Alt)・高速SSD・ドック接続が1本で可能。

DCI-P3 99%

映画業界基準に近い広い色域。写真や動画の色が濃く正確に見えやすい。

LPDDR4X

省電力型メモリ。高速だが多くの薄型機では増設不可(本機も固定)。