Lenovo ThinkPad E16 Gen 2(Ryzen 5 7535U/16GB/256GB) |“増設しやすい16型ビジネスThinkPad”
16型WUXGA/IPSの非光沢パネル、Ryzen 5 7535U+Radeon 660M、Windows 11 Pro。テンキー付き日本語KBと有線LAN、USB-C(映像)×2+HDMIで周辺機器に強い。約1.78kg。
結論
買っていい人:表計算や資料作成、長文入力、リモート会議中心の実務ノートを探している人に堅実。テンキー+トラックポイント、RJ-45(有線LAN)や豊富なUSBで社内外の周辺機器とつながりやすい。
見送るべき人:軽さ/電池持ち最優先や色再現にこだわるクリエイティブ・最新3Dゲーム目的なら不向き。液晶はビジネス標準域、GPUは内蔵で重い3Dは苦手。
16:10の16型WUXGA/IPS・非光沢で見やすい作業領域。テンキー付き日本語キーボードで入力作業がはかどる。
増設しやすい:メモリは2スロ(最大64GB)/M.2 SSDは2基(2242+2280)。後から容量強化しやすい。
端子が充実:USB-C(映像)×2、USB-A×2、HDMI、RJ-45、3.5mm。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | ノートパソコン / クラムシェル型 |
|---|---|
| ブランド / モデル | Lenovo / ThinkPad E16 Gen 2 |
| 画面 | 16.0型 WUXGA(1920×1200)/ IPS / 非光沢 / ブルーライト軽減 |
| メモリ | 16GB DDR5-4800(16GB×1、空×1、最大64GB) |
| ストレージ | 256GB SSD(M.2 PCIe NVMe Gen4, OPAL 2.0)+ M.2スロット空き(2280)。 |
| グラフィックス | AMD Radeon 660M(内蔵GPU/RDNA2) |
| カメラ / マイク | プライバシーシャッター付Webカメラ/デュアルマイク/ステレオスピーカー |
| 無線 | Wi‑Fi 6、Bluetooth 5.2、有線LAN(RJ‑45) |
| 入出力 | USB 3.2 Gen2 Type‑C(映像出力対応)×1、USB 3.2 Gen1 Type‑C(映像出力対応)×1、USB 3.2 Gen2(Powered USB)×1、USB 3.2 Gen1 ×1、HDMI ×1、LAN(RJ‑45)×1、3.5mmマイク/ヘッドホン×1 |
| 外部出力 | USB‑C(DisplayPort Alt Mode)×2 と HDMI で外部ディスプレイ出力に対応。 |
| サイズ / 重量 | 356.10×247.70×19.85 mm / 1780 g |
| OS | Windows 11 Pro |
数値は販売ページ記載を中心に、型番同等機の公開仕様をあわせて整理。構成により差異あり。
迷ったら:メモリ2スロとSSD 2スロを活かし、まずは価格重視→必要に応じて増設で仕上げる。
メモリは標準16GB×1。+16GBで32GB(最大64GB)へ簡単増設可。
ストレージはM.2が2基(2242+2280)。空きスロットにSSDを足せる。
映像出力はUSB‑C×2+HDMI。会議室や自宅モニタへの接続が楽。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
テンキー付き日本語キーボード+トラックポイントで入力が快適。
増設しやすい:メモリ2スロ(最大64GB)/M.2 SSD×2。
端子が豊富:USB‑C×2(映像)、USB‑A×2、HDMI、RJ‑45を搭載。
非光沢WUXGA/16:10で文書や表計算が見やすい。
価格が現実的:約9.4万円でビジネス装備を一通りカバー。
注意して選びたい点
重さ1.78kgとモバイル用途では負担。毎日持ち歩くなら要検討。
iGPU(Radeon 660M)は3D性能が控えめ。最新ゲームや重い動画編集は厳しい。
液晶の明るさ/色域は標準的。色に厳しい写真/映像用途には不向き。
SSD 256GBは心許ない――初期から容量計画 or 早めの増設を。
Thunderbolt/USB4は非対応(高速外付けGPU/ドック用途は要注意)。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る普段作業は静かだが、高負荷時はファン音がそれなりに出る。 |
| 軽さ・持ち運び | × |
理由を見る約1.78kgで常時携行には重め。据え置き中心向き。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る16型としては標準~控えめ。長時間の外出にはAC併用が現実的。 |
| コスパ重視 | ○ |
理由を見るこの価格でテンキー・RJ‑45・拡張性がそろうのは強み。 |
| 入力の快適さ | ○ |
理由を見るThinkPad系の打鍵感+トラックポイントで操作性良好。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る16:10の非光沢で作業性は高いが、輝度/色域はビジネス標準。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るシャッター付カメラとデュアルマイク。静かな環境なら十分。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見るOffice/ブラウズ/資料作成に快適。外部モニタ接続もしやすい。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る軽作業は可。色重視や長尺編集は上位機/外部モニタ推奨。 |
| ゲーム | × |
理由を見る内蔵GPUでは最新3Dは厳しい。カジュアル/軽量級のみ。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るメモリ増設でVM/コンテナが現実的に。CPUは中位クラス。 |
| 拡張性・長期運用 | ○ |
理由を見るメモリ2スロ&M.2×2で後から強化しやすい。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
キーボード/トラックポイントの評価が安定。長時間の文書作成で疲れにくい。
液晶は“実務向け”:非光沢で見やすい一方、明るさ/色域は標準的という声。
冷却音は中負荷で可聴。静かな会議室では気になることがある。
構成(CPU/パネル/無線)で体験が変わります。購入前にSKUの仕様を要確認。
注意点ガイド
重量がある:1.78kgクラスでモバイルには重め。
色域・明るさが控えめ:写真/映像の色厳密作業には不向き。
SSD 256GBは不足しやすい:早期に増設/換装を計画。
Thunderbolt/USB4非対応:高速ドック/外付けGPU運用は不可。
3D・最新ゲームは苦手:Radeon 660Mは実用域止まり。
据え置き運用なら弱点は目立ちにくい一方、常時携行や色重視の制作は別機種を検討。
比較・代替案
Ryzen 7+Radeon 680M 構成:内蔵GPUが強化。軽い編集・eスポーツが少し快適に。
WQXGA(2560×1600)パネル構成:表示領域と精細さを重視する人向け。
メモリ/SSD増量BTO:32GB/1TB以上で余裕の運用。
Lenovo ThinkPad T16:上位ライン。軽さ/パネル品質や堅牢性を重視するなら。
Dell Inspiron 16(Ryzen搭載):同クラスで価格重視。16:10液晶搭載が多い。
HP EliteBook/ProBook 800/400系(Ryzen):企業向けで管理性や端子が充実。
同シリーズでもCPU/パネル/無線仕様が混在。購入前に“型番末尾”まで確認を。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
ThinkPad E16 Gen 2(Ryzen 5 7535U)は、テンキー・RJ‑45・豊富な端子と増設のしやすさが魅力の16型ビジネスノート。価格は控えめで実務力は高い。一方で重量・表示品質・3D性能は割り切りが要る。デスク常設で資料作成中心なら“ちょうどいい”。
買ってよい人:据え置き中心でOffice/ブラウジング/会議、外部モニタや有線LANを多用、あとからメモリ/SSDを盛って長く使いたい。
見送る人:毎日持ち運ぶ、色重視の制作や最新3Dゲーム、Thunderbolt前提の周辺機器運用。
価格はセールで動きやすい。購入時はメモリ/SSDの増設計画と、必要な端子(HDMI数・LAN有無)を確認。
用語の超かんたん解説
- WUXGA(1920×1200)
フルHDより縦が広い16:10比率。表や文章が一画面に多く入る。
- Radeon 660M
Ryzen 7000Uに内蔵のグラフィックス(iGPU)。軽い3Dは可だが、最新ゲームは設定を下げても厳しい。
- OPAL 2.0
SSDの自己暗号化規格。PC側の暗号化と併用してデータ保護を強化できる。
