Khadas Mind 2s ミニPC(Core Ultra 7 255H) |435g・20mmの超薄型に64GB/2TB
TB4+USB4+HDMIを備えた手のひらワークステーション。Mind LinkでDock/eGPUに拡張、AI NPUも搭載。ただしHDMIは4K60止まりで、重い処理の連続は筐体サイズなりの制約あり。
結論
買っていい人:極小サイズでもメモリ/ストレージは盛りたい人。オンサイトで持ち運び→据え置きドックに1本接続で使うワークフローや、AI推論・開発・写真現像/軽い動画編集など“CPU/RAM重視”の用途に好相性。
見送るべき人:価格対性能を最重視する人、バッテリー駆動の単体PCを期待する人、AAAゲームや長時間の4K動画書き出しを本気で回す人。eGPUやドックを足すと総額・荷物が増える。
HDMIは2.1 TMDS(18Gbps)で実質4K@60Hzまで。。
64GB LPDDR5Xは基板直付けで増設不可。容量は購入時が最終回答。
追加SSDはM.2 2230(PCIe 3.0)スロットで最大2TB。。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | Khadas / Mind 2s |
| 画面 | なし(外部ディスプレイ接続で対応) |
| CPU | Intel Core Ultra 7 255H |
| メモリ | 64GB LPDDR5X 8400MHz(オンボード/増設不可) |
| ストレージ | 2TB PCIe 4.0 NVMe M.2 2230(内蔵)+ 追加用M.2 2230スロット(PCIe 3.0/最大2TB) |
| グラフィックス | Intel Arc 統合GPU(Arc 140T 世代)。。 |
| 無線 | Wi‑Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
| 入出力 | Thunderbolt 4 ×1(40Gbps)、USB4 ×1(40Gbps)、HDMI 2.1 TMDS ×1(18Gbps)、USB-A 3.2 Gen2 ×2、Mind Link ×1 |
| 外部出力 | 本体HDMIは最大4K@60Hz。TB4/USB4経由で高解像・高リフレッシュ(例:8K@60/4K@240はDSC等の条件下)。Mind Dock併用で最大4画面4K@60Hzに対応。 |
| バッテリー | 5.55Wh内蔵(停電時の即スリープ/最大25時間スタンバイ用途) |
| サイズ / 重量 | 146.00×105.00×20.00 mm / 435 g |
| OS | Windows 11 Home |
超小型ゆえ高負荷時は温度・騒音が上がりやすい。HDMIはTMDS仕様で帯域18Gbps。多画面や高リフレッシュはTB4/USB4や対応ドック・ケーブル側の条件確認を。追加SSDは2230規格のみ。仕様は構成・更新で変わる場合あり。
435gの超小型に“64GB/2TB+TB4/USB4”。便利だがHDMIは4K60止まり、重作業はドック/外付け冷却・eGPUで底上げを。
メモリ64GB固定(増設不可)。仮想環境・タブ多数・RAW現像などマルチタスクに強い。
追加SSDはM.2 2230。小型ゆえ入手性・価格・発熱に注意(PCIe 3.0)。
Mind LinkでDockやeGPU(Mind Graphics)に拡張可。多画面やGPU性能を後から盛れる。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
435g・20mmの超小型/薄型で設置自由。持ち運びもしやすい。
64GBメモリ+2TB SSDで重めの並行作業や大きなプロジェクトでも余裕。
TB4+USB4(各40Gbps)で高速ストレージ/多画面/ドック運用がしやすい。
Mind Linkエコシステム:DockでI/O拡張、GraphicsでRTX 4060 Ti級へ強化も可能。
5.55Wh内蔵バッテリーで停電時も安全にスリープ、移動間のスタンバイが快適。
CNCアルミ筐体で質感・剛性・放熱性が高い。
注意して選びたい点
価格は強気(約25万円)。同価格帯ではdGPU搭載ノート/ミニPCの選択肢も多い。
HDMIは4K60止まり。4K120/240や8KはTB4経由+対応モニタ/ケーブル/DSCが前提。
持続高負荷は厳しめ:極小筐体で発熱・騒音・スロットリングが出やすい。
メモリは増設不可。購入時に用途を見積もっておく必要。
追加SSDは2230/PCIe3.0で速度・入手性・価格に制約。
本体の映像端子は実質HDMI×1。多画面はドック前提で周辺機器の費用が嵩む。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る軽負荷は静かだが、極小筐体ゆえ高負荷でファン音・温度が上がりやすい。 |
| 軽さ・持ち運び | ○ |
理由を見る435gで手のひらサイズ。AC電源は必須だが携行性は抜群。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る5.55Whは待機・保護用。単体駆動のノート代わりにはならない。 |
| コスパ重視 | × |
理由を見る本体は高価。周辺(ドック/eGPU)まで含めると総額が嵩みやすい。 |
| 入力の快適さ | × |
理由を見るキーボード/マウスは外付け必須。好みのデバイス選びが前提。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る外部モニタ依存。HDMIは4K60まで、TB4で高リフレッシュも可能。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るカメラ/マイクは外付け前提。TB4ドックで配線1本化すると快適。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見るCPU性能と64GBで多数アプリも余裕。自宅はドック、移動は本体のみがスマート。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見るNVMeと大容量RAMで軽〜中量級は快適。長時間レンダは温度で伸びにくい。 |
| ゲーム | × |
理由を見る内蔵Arcは軽め中心。高設定はeGPU(Mind Graphics)で補う発想。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るコンテナ/VM多用に64GBが効く。ビルド連投は外付け冷却や据置運用推奨。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見る追加SSD(2230)やDock/eGPUで伸ばせるが、メモリは固定で将来増設不可。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
HDMI 2.1 TMDS=実効18Gbps。4K120以上はTB4/USB4経由+DSC対応や適切なケーブルが要件。
M.2 2230の熱・在庫・価格が話題。高速モデルは発熱が高く、サーマル対策が推奨。
負荷をかけ続けるとクロック低下(サーマルスロットリング)の報告傾向。小型筐体の宿命で、据置時は冷却配慮が吉。
コミュニティの声は環境(ドック/ケーブル/モニタ/室温)で差が出ます。まずは公式仕様(HDMIは4K60、TB4/USB4は条件付き高解像/高Hz、追加SSDは2230/PCIe3.0)を満たす構成で検証を。
注意点ガイド
端子は本体だとHDMI×1。多画面はTB4/USB4+ドック前提。
超小型ゆえ放熱余裕が小さく、長時間の高負荷は性能低下が出やすい。
メモリはオンボードで増設不可。
追加SSDはM.2 2230/PCIe3.0のみで速度・選択肢に制約。
価格が高め。eGPUやDockを加えると総費用が上がる。
許容ライン:事務作業・開発・AI推論・軽〜中量級編集は快適。重い3D/長時間レンダ/最新ゲームはeGPUやより大きい筐体が現実的。
比較・代替案
Mind 2(Ultra 7 155H):やや安価。メモリ/SSD構成違いが選べるが、2sほどのクロック/メモリ速度はなし。
Mind Dock:I/Oを一気に拡張。最大4画面4K60運用を狙うなら必須級。
Mind Graphics:RTX 4060 Ti内蔵のeGPUモジュール。ゲーム/3D/長尺の動画処理を強化。
Ryzen系ミニPC(例:Ryzen 7 7840HS/8845HS):同価格ならdGPUなしでも価格有利。多くはUSB4/HDMI×2で多画面が組みやすい。
dGPU搭載ノート:持ち運びと単体完結を重視するなら、RTX 4050/4060クラスの薄型ノートも比較候補。
据置重視ミニPC(大型筐体):冷却余裕と持続性能を優先。サイズは増すが静音・安定度が高い。
同エコシステム前提での拡張は快適だが費用は嵩む。用途と総額のバランスで選定を。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
Khadas Mind 2sは435gの超小型に64GB/2TB・TB4/USB4を詰め込んだ“持ち運べる据置PC”。Mind Linkで拡張力は高い一方、HDMIは4K60止まり、メモリは増設不可、持続重負荷は熱で伸びにくい。ハマる人には唯一無二、外すと割高。
買ってよい人:超小型+大容量RAMで開発/AI/多タブ作業を軽快に、据置はTB4ドックで多画面にしたい。
見送る人:単体ノートの電池駆動やAAAゲーム、高負荷の継続性能、価格対容量を最優先。
購入前チェック:必要な外部出力(枚数/解像度/リフレッシュ)とドック/ケーブルの要件、追加SSD(2230)の在庫・価格。
用語の超かんたん解説
- Mind Link
Khadas独自の高帯域ドッキング端子。専用DockやeGPU(Mind Graphics)と“ガチャッ”と直結し、I/O増設やGPU強化ができる。
- HDMI 2.1 TMDS
18Gbpsの方式。実用上は4K@60Hzまでが目安。4K@120や8KはFRL/DSC等が必要で、本機のHDMI単体では不可。
- M.2 2230
短いNVMe SSD規格(長さ30mm)。小型・高発熱・選択肢少が特徴で、価格も一般的な2280より高め。
