GMKtec NucBox K10(Core i9-13900HK|64GB/1TB) |M.2×3・4画面出力・COMポート
Core i9-13900HK搭載の薄型ミニPC。M.2スロット3基(最大12TB)、USB合計8基+Type‑C、2.5G LAN/Wi‑Fi 6で据え置き業務に強い。<br>内蔵GPU(Iris Xe)なので3Dゲームは控えめだが、マルチディスプレイや事務・解析用途では快適。
結論
買っていい人:据え置きで複数モニターを使う事務・分析・トレーディング・現場端末に。Core i9と64GBメモリで同時作業が軽快、COMポートで産業機器ともつながる。
見送るべき人:最新3DゲームやCUDA前提の動画/AIは非推奨(専用GPUなし)。USB4/TB4が必須、2.5インチSATAを積みたい人も別機種向き。高負荷連続運用ではファン音はそれなり。
M.2 2280×3(PCIe4.0×2+PCIe3.0×1)で最大12TBまで増設可。
4画面同時:DP1.4(最大8K@60)+HDMI 2.0×2(4K@60)+USB‑C(DP Alt)。
2.5G LAN+Wi‑Fi 6/BT5.2、RS‑232(COM)も装備で業務用途に強い。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | GMKtec / NucBox K10 |
| CPU | Intel Core i9-13900HK |
| メモリ | 64GB DDR5(2スロット、最大96GB・最大DDR5-5600想定/デュアルチャネル) |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD(PCIe 4.0)。M.2 2280スロット×3(PCIe 4.0×2 + PCIe 3.0×1)で最大12TBまで増設可。 |
| グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics(内蔵GPU・96EU・AV1デコード対応) |
| カメラ / マイク | 3.5mmオーディオ端子あり(ヘッドセット対応)。カメラは非搭載。 |
| 無線 | 2.5G有線LAN、Wi‑Fi 6、Bluetooth 5.2(外付けWi‑Fiアンテナ×2)。 |
| 入出力 | 前面:USB 3.2×2、USB 2.0×2、USB‑C 3.2 Gen2(DP Alt/10Gbps/データ)、3.5mm。 |
| 外部出力 | DP1.4(最大8K@60)×1、HDMI 2.0(4K@60)×2、USB‑C(DP Alt)×1で最大4画面同時出力。 |
| サイズ / 重量 | 188.60×178.00×38.90 mm / 920 g |
| OS | Windows 11 Pro |
本機のGPUはCore i9-13900HK内蔵のIris Xeです(UHD 770はデスクトップ用K型の仕様)。構成によりメモリ/SSDや端子世代は異なる場合があります。
据え置きで強い“業務向けミニPC”:Core i9+M.2×3+4画面出力+COMで現場〜オフィスを1台で。
最大96GBメモリ・12TBまで拡張でき、将来の増設がしやすい。
Type‑C含む映像4系統でマルチディスプレイが簡単。
2.5G LANと外付けアンテナで有線/無線とも安定。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
Core i9-13900HKでマルチタスクが軽快(14コア/20スレ)。
M.2 2280×3で最大12TB。ストレージ運用の自由度が高い。
8×USB+Type‑Cの豊富な端子。周辺機器を多数つないでも余裕。
4画面同時出力(DP/HDMI/Type‑C)でデスク作業の生産性アップ。
2.5G LAN+Wi‑Fi 6で高速・安定通信。外付けアンテナで電波に強い。
COM(RS‑232)搭載で産業/レガシー機器と直結可能。
注意して選びたい点
専用GPUなし:重い3Dゲーム/高度な動画エフェクト/機械学習は非力。
USB4/TB4非対応:eGPUや超高速外付けSSDを想定する人は不向き。
2.5インチベイ非対応:拡張はM.2のみ。大容量はコスト高になりやすい。
高負荷時はファン音/消費電力↑:長時間レンダやビルドでは静音性に期待しすぎない。
映像規格はHDMI 2.0中心:高リフレッシュ4Kは条件が限られる(DP/USB‑Cを推奨)。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る普段使いは静かだが、高負荷連続時はファン音が出る。 |
| 軽さ・持ち運び | × |
理由を見る920gで小型だがAC必須。携行より据え置き向け。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見るバッテリー非搭載のデスクトップ機。 |
| コスパ重視 | ○ |
理由を見るCore i9+64GB/1TBで価格帯としては強い構成。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る外付けキーボード/マウス前提。好みのデバイスを選べる。 |
| 画面の見やすさ | × |
理由を見る内蔵画面なし。外部モニターの品質に依存。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るカメラは別途必要。LANは安定し音声は3.5mmで確実。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る複数アプリ並行や4画面での資料作成が快適。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る短尺4KやRAW現像は可。重いエフェクト連発は厳しい。 |
| ゲーム | × |
理由を見るIris Xeは軽量/カジュアル中心。AAAは設定を大きく落とす前提。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るCPUは強力。Docker/VM多用ならメモリ増設で安定。GPU加速は期待しない。 |
| 拡張性・長期運用 | ○ |
理由を見るM.2×3とDDR5 2スロットで将来の増設余地が大きい。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
M.2×3は実用的。OSとデータ/バックアップを分けやすい。
外付けWi‑Fiアンテナで電波が安定、という声が多い。
高負荷時のファン音はそれなり。静音重視なら負荷制御や吸排気確保が必要。
Type‑CはDP/データのみで充電・USB4は非対応の認識が無難。
レビュー傾向:拡張性と端子の多さは高評価。グラフィック性能/USB4非対応は割り切りが必要。
注意点ガイド
専用GPUなし(3Dゲーム/重い動画処理は不向き)
USB4/Thunderbolt非対応(eGPU・超高速外付けは不可)
2.5インチSATAベイなし(拡張はM.2限定)
高負荷連続でファン音・消費電力が増える
HDMIは2.0止まり(4K高リフレッシュはDP/USB‑C推奨)
据え置きの実務用としては優秀だが、ゲーミングやGPU依存タスクは別路線が堅実。
比較・代替案
K10(32GB/1TB):費用を抑えつつ後でメモリ増設(最大96GB)を視野に。
K10(ベアボーン):手持ちのDDR5/M.2を活かしてコスト最適化。
容量違いモデル:用途に応じて1〜2TBや64GBへ。増設しやすい構造。
iGPUを強く:MINISFORUM UM790/UM780系(Ryzen 7 7840HS/7940HS)。軽ゲーや内蔵GPU性能重視。
USB4/TB4必須:Thunderbolt 4対応のミニPC/小型デスク(eGPUや高速外付け運用向け)。
静音・省電力重視:低TDPのCore Ultra/Ryzen 7xxxU系ミニPC。負荷が軽い用途なら十分。
代替は「内蔵GPU性能」「USB4/TB4」「静音・TDP」を軸に選択。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
NucBox K10は、Core i9+大量メモリとM.2×3、豊富な端子で“働く机の主役”になれるミニPC。4画面の同時出力やCOMポートで現場〜オフィスまで守備範囲が広い。一方で3DはiGPU級、USB4/TB4非対応、2.5インチ非対応ははっきり割り切りが必要。
買ってよい人:複数画面での事務・分析・在宅業務、産業機器接続、ストレージ拡張を重視。
見送る人:AAAゲームやCUDA/高度動画編集、USB4/TB4前提、2.5インチHDD/SSDを使いたい。
購入前チェック:設置場所の吸排気・必要な映像端子の数・将来のM.2容量計画。
用語の超かんたん解説
- COMポート(RS‑232)
産業機器や計測機器などレガシー機器とシリアル通信するための端子。業務用途で重宝。
- DP Alt Mode(DisplayPort Alternate Mode)
USB‑C端子から映像信号を出す規格。USB4/TB4とは別物で、充電や超高速転送には非対応な場合がある。
- M.2 2280
SSDの規格(幅22mm×長さ80mm)。本機はM.2スロットを3基備え、PCIe 4.0×2 + 3.0×1で増設しやすい。
