GMKtec NucBox G10(Ryzen 5 3500U, 16GB/512GB) |“N100/N150より一段速い、手のひらサイズ”
旧世代Ryzenでも実用性能は十分。2.5G LANやM.2×2、3画面出力で小型でも使い勝手は広い。最新規格(USB4/Wi‑Fi 6など)は非対応で割り切りが必要。
結論
買っていい人:小さくて安い実用ミニPCを探す人に。事務作業、在宅ワーク、ブラウジング、メディア再生、軽い画像編集や簡単なサーバー用途までをコンパクトにこなせます。デュアルM.2で保存容量の拡張もしやすい。
見送るべき人:最新規格や重い処理を期待する人(USB4/ThunderboltやWi‑Fi 6/6E、最新の強力iGPU/dGPUは非搭載)。eスポーツでも高fps狙い・3D/動画の本格処理は力不足。Type‑C映像は4K30Hz止まり。
Ryzen 5 3500U(4C/8T)でN100/N150級より余裕。日常〜ビジネス用途が快適。
M.2 NVMe×2で最大16TB(8TB×2)まで拡張可。小型NAS/ストレージPCにも。
HDMI/DP/Type‑Cの3画面出力に対応(HDMI/DPは4K60、Type‑Cは4K30)。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | GMKtec / NucBox G10 |
| CPU | AMD Ryzen 5 3500U |
| メモリ | DDR4 SO‑DIMM 16GB(8GB×2)/ 2400MT/s・スロット2基、最大64GBまで増設可。 |
| ストレージ | M.2 2280 NVMe PCIe 3.0 x4 ×2(標準512GB)。最大8TB×2=16TBまで拡張可。2.5インチベイは非搭載。 |
| グラフィックス | Radeon Vega 8(内蔵GPU・最大1.2GHz)。 |
| 無線 | Wi‑Fi 5(Realtek RTL8822CE)/ Bluetooth 5.0。 |
| 入出力 | 前面:USB‑A 3.2 Gen1 ×2、3.5mm オーディオ。背面:USB‑A 2.0 ×1、USB‑C(DP Alt+PD+USB 5Gbps)×1、USB‑C(PD給電専用)×1、HDMI 2.1 TMDS(4K60)×1、DisplayPort 1.4(4K60)×1、2.5G LAN(Realtek 8125BG)×1、Kensingtonロック。VESA対応(75/100mm)。 |
| 外部出力 | HDMI 2.1 4K@60Hz + DP1.4 4K@60Hz + USB‑C(DP Alt)4K@30Hzの最大3画面同時出力。 |
| サイズ / 重量 | 103.00×98.00×42.00 mm / 284 g |
| OS | Windows 11 Pro |
仕様はメーカー/国内代理店公表値を基に記載。構成や個体差で挙動が異なる場合があります。
このサイズで“実用”:Ryzen 5+2.5G LAN+M.2×2で小さくても働ける。
保存容量は後から盛れる:M.2 NVMeが2本。写真・動画置き場や録画/NASにも応用可。
3画面運用が可能:HDMI/DPは4K60、Type‑Cは4K30。事務の作業領域を一気に拡大。
拡張は割り切り:USB4/ThunderboltやWi‑Fi 6は非対応。必要ならドック/アダプタで補う前提。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
手のひらサイズでも標準16GB/512GBで即戦力。
Ryzen 5 3500UでN100/N150機よりマルチタスクに余裕。
M.2 NVMe×2で最大16TBまで拡張可能。
2.5G LAN搭載(Realtek 8125BG)で大容量転送が速い。
3画面4K出力対応で在宅ワークの生産性アップ。
VESAマウント対応でモニター裏スッキリ。
注意して選びたい点
世代は古め:Zen+世代DDR4‑2400。最新U/HS級CPUには性能で及ばない。
iGPUは軽作業向け:Vega 8は3D/最新ゲームに非力。
USB‑Cが片方給電専用で映像不可。もう片方も4K30Hz止まり。
Wi‑Fi 6/BT5.2非対応(Wi‑Fi 5/BT5.0止まり)。
USBは5Gbps中心(Gen1)。高速外付けSSDはやや不利。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | ○ |
理由を見る低負荷では静か。小型ファンで放熱と静音のバランスが良い。 |
| 軽さ・持ち運び | △ |
理由を見る本体は超小型・軽量だがAC給電必須。外出先での常用は不向き。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る内蔵バッテリーなし(据え置き前提)。 |
| コスパ重視 | ○ |
理由を見る価格帯でメモリ16GB/SSD512GBと2.5G LAN、M.2×2が充実。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見るキーボード/マウスは外付け前提。好みの周辺機器で整えやすい。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る本体に画面は無し。外部出力で3画面運用可(4K60×2+4K30)。 |
| Web会議 | △ |
理由を見る有線2.5GやWi‑Fi 5で安定。カメラ/マイクは別途用意が必要。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見るOffice/ブラウズは余裕。デュアル/トリプル画面で効率化。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る短尺フルHD編集やRAW現像なら工夫次第で対応。長尺/4K本格は非推奨。 |
| ゲーム | × |
理由を見る内蔵Vega 8は軽量/旧作中心。設定を大きく下げる前提。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るDocker/WSL軽めなら可。メモリは32〜64GB増設で余裕が出る。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るRAMとSSDは換装可。ただしUSB4/最新無線は非対応で将来性は限定的。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
実測で約284g・103×98×42mm。設置の自由度が高い。
Type‑Cは2基のうち1基が給電専用。映像はもう1基のみ(DP Alt/4K30)。
M.2×2の拡張性が好評。小型NAS/録画置き場としての活用事例も多い。
高負荷連続時はファン音・温度が上がるため、換気の良い設置や電源設定の最適化を。
注意点ガイド
最新規格に非対応:USB4/Thunderbolt、Wi‑Fi 6/6Eなし。
Type‑C映像は4K30Hz:高リフレッシュ外部モニタ用途には向かない。
3D性能は控えめ:Vega 8はeスポでも設定妥協が必要。
USBは5Gbps中心:高速外付けSSDの性能を出し切りにくい。
2.5インチベイ無し:大容量HDDを安価に載せられない。
“小さくて実用”を最優先に作られた1台。重い制作や最新ゲームは上位CPU/GPU機を選ぶのが近道。
比較・代替案
NucBox G9(N150):より省電力・低発熱。軽作業/常時稼働向け。
NucBox G10(本機):N100/N150より性能重視。価格重視の実用機。
NucBox K10:高性能路線(上位CPU)。価格/サイズは上がるが余力大。
コスパ上げたい:Beelink SER5(Ryzen 5 5560Uなど)。DDR4‑3200/USB‑C映像4K60で総合力↑。
最新規格重視:USB4搭載のMINISFORUMやBeelink上位機。外付けGPU/高速SSD運用がしやすい。
とにかく低消費電力:Intel N100/N200系ミニPC。性能は下がるが静音/省エネは優秀。
同価格帯でも世代や無線規格が混在します。用途(拡張性/省エネ/静音/3D性能)に合わせて比較を。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
GMKtec NucBox G10は、手のひらサイズにRyzen 5+2.5G LAN+M.2×2を詰め込んだ実用ミニPC。最新規格や3D性能は控えめだが、小さくて働けるという一点で価格以上の価値を出せる。
買ってよい人:省スペース最優先で、事務作業やマルチディスプレイの効率化、ストレージ拡張を重視する。
見送る人:USB4/ThunderboltやWi‑Fi 6、強いGPUが必須。最新ゲーム/重い制作を快適にこなしたい。
購入時はメモリ/SSDの将来計画を。必要なら32〜64GB/1〜2TBへ換装すると寿命が伸びる。
用語の超かんたん解説
- NVMe SSD
PCIe接続の高速SSD。M.2 2280形状に対応し、SATAより速い。
- DP Alt Mode(USB‑C映像)
USB‑Cから映像を出す仕組み。本機は4K30Hzまで。高リフレッシュならHDMI/DP推奨。
- 2.5G LAN
最大2.5Gbpsの有線LAN。1Gbpsより大容量ファイル転送が速い(対応スイッチ/NASが必要)。
