GMKtec EVO-X2(Ryzen AI Max+ 395 搭載ミニPC) |“16C/32T+40CUのAI最上位APUクラス”
Strix Halo世代のRyzen AI Max+ 395と<strong>96GB LPDDR5X-8000</strong>でローカルAI/3D/動画編集を小型筐体でこなす。<br>USB4×2・最大4画面出力・Wi‑Fi 7。ただし価格は強気で、メモリはオンボード(増設不可)。
結論
買っていい人:小型でもCPU/GPU/NPUをフル活用したい人。ローカルLLM(省メモリ量子化前提)、複数モニターでの資料作成、4K編集や3Dプレビュー、開発/解析のビルド並列化までを一台に集約したい用途に最適。
見送るべき人:価格対性能を厳密に追うゲーマー(レイトレ/Ray Tracingやウルトラ設定重視)/将来のメモリ増設を見込む人/静音最優先。iGPUゆえ長時間の超重量級ゲームやレンダは上限がある。
Ryzen AI Max+ 395:Zen 5 16C/32T、最大5.1GHz、XDNA2 NPUで合計126TOPS級のAI処理。
Radeon 8060S(40CU, RDNA3.5)内蔵で1080p〜1440p級の実用3D性能。専用GPUほどのレイトレは期待しすぎないこと。
最大4画面出力:HDMI/DP/USB4で柔軟に構成。USB4ドックで拡張も可(条件あり)。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | GMKtec / EVO-X2 |
| CPU | Ryzen AI Max+ 395 |
| メモリ | LPDDR5X-8000 96GB(8ch)。 |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD(PCIe 4.0)/M.2 2280×2で最大約8TB想定。 |
| グラフィックス | Radeon 8060S(RDNA 3.5, 40CU)内蔵GPU。 |
| 無線 | Wi‑Fi 7、Bluetooth 5.4。 |
| 入出力 | USB4(Type‑C)×2、USB 3.2 Gen2×3、USB 2.0×2、HDMI ×1、DisplayPort ×1、SDXC、2.5GbE LAN×1、オーディオ端子×2。 |
| 外部出力 | 最大4画面出力(HDMI/DP/USB4)。8K表示は規格・ケーブル・モニタ条件に依存。 |
| サイズ / 重量 | 186.00×192.00×77.00 mm / 1300 g |
| OS | Windows 11 Pro |
メーカー公称・国内媒体の発表情報ベース。DPの規格表記(1.4/2.0)に揺れがあるため、購入時に要確認。
“小型で最高峰クラスのAPU”だが、価格・騒音とメモリ増設不可を許容できるかがカギ。
ローカルAIは量子化(GGUF等)と高速SSD前提で現実的に運用。VRAM代わりにメモリ帯域も効く。
USB4×2で外付けGPU/ドック/高速ストレージ運用が柔軟(対応条件はデバイス側要確認)。
4画面で制作や相場/ログ監視が快適。解像度/リフレッシュは各端子の上限を確認。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
Zen 5 16C/32Tでビルド/エンコード/並列処理が速い。
40CU iGPUでフルHD中心の3D/軽〜中量級ゲームが現実的。
96GB LPDDR5X-8000で多数タブ・Docker・AI推論の余裕が大きい。
USB4×2・最大4画面:外部GPUや高速ストレージ、ドックで拡張性確保。
Wi‑Fi 7+2.5GbEで有線/無線とも高速。
据え置き1.3kgの小型筐体で設置自由度が高い。
注意して選びたい点
高価格:同額で専用GPU搭載SFFや自作ミニタワーも選択肢。
メモリはオンボードで後から増設不可。購入時に容量を決め打ち。
騒音/発熱:高負荷連続ではファン音と消費電力(230W級アダプタ)がそれなり。
iGPUの限界:レイトレ重視や最高画質の重量級ゲームは専用GPUに劣る。
表示規格の表記揺れ(DP 1.4/2.0)や8K条件は要実機確認。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る通常作業は良好だが、高負荷連続時はファン音が出やすい。 |
| 軽さ・持ち運び | △ |
理由を見る1.3kgで持ち運び可。ただし据え置き前提・電源必須。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見るデスクトップ用ミニPCのためバッテリー非搭載。 |
| コスパ重視 | × |
理由を見る価格は強気。専用GPU機/自作SFFと比較検討推奨。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る外付けキーボード/マウス次第。好きな周辺機器を選べる。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る外部モニタ依存。4画面対応で作業領域は拡張しやすい。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るカメラは外付け想定。静音設定やヘッドセット併用で快適。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る高いCPU性能と多画面で資料作成・調べ物が快適。 |
| 写真・軽い動画編集 | ○ |
理由を見る内蔵GPUでも4K編集のプレビュー/書き出しが現実的。 |
| ゲーム | △ |
理由を見るフルHD中心に中〜高設定で快適域。レイトレ/ウルトラは妥協。 |
| 開発・解析 | ○ |
理由を見る16C/32Tと大容量メモリでビルド/VM/LLM推論の同時進行に強い。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るM.2×2やUSB4で外付け拡張は柔軟。反面メモリは固定。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
初期ロットはBIOS/ドライバ更新が頻繁という声も。購入後は適用推奨。
USB4機器の相性(外付けGPU/ドック/モニタ)はデバイス条件で差が出る報告。
ファン制御と騒音:高負荷で目立つため、設置場所とエアフロー確保が鍵。
実機挙動は周辺機器・ソフト構成で大きく変わります。表示解像度/リフレッシュやUSB4機能は各機器の上限・ケーブル品質を要確認。
注意点ガイド
価格が高い:同額でRTX 4070級のSFF/自作も視野。
メモリ増設不可:用途に合わせて最初から大容量を選ぶ必要。
騒音/消費電力:連続高負荷では静音PCを期待しない。
表示規格の不確定要素:DP表記揺れ・8Kは条件付き。
iGPUの天井:レイトレや最高画質は専用GPUに及ばない。
“小型で全部入り”だが万能ではありません。ゲームは設定調整、AIは量子化・高速ストレージ前提で計画を。
比較・代替案
64GB/1TB 構成:予算を抑えるなら。Docker/VMが少ない・AIは小規模中心向け。
128GB/2TB 構成:長期運用やLLM多用なら安心。ストレージは後からM.2で拡張可。
専用GPUでゲーム最優先:RTX 4070以上搭載のSFF/ミニタワー。レイトレ重視ならこちら。
価格重視のAI/開発用:Ryzen AI 9 370/375 搭載ミニPC+32〜64GB構成をセールで。
モバイル一台運用:RTX 4060以上のクリエイターノート。持ち出しと制作を両立。
同シリーズはメモリが固定のため“買う時が最終回答”。表示規格やUSB4周りは実機レビュー/販売ページの注記も確認。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
EVO‑X2は、16C/32T+40CU+NPUを詰め込んだ“AI時代の小型ワークステーション”。多画面・ローカルAI・動画/3Dの作業台として強力だが、価格は強気、メモリは増設不可、高負荷時の騒音/消費電力は覚悟が要る。刺さる人には替えが効きにくい一台。
買ってよい人:小型で高負荷処理・ローカルAI・多画面環境を作りたい。USB4で拡張運用が前提。
見送る人:レイトレ最重視の最新ゲーム、将来のメモリ増設、静音/低消費電力を最優先。
価格はセール/クーポンで動く傾向。購入前にDP/表示仕様・USB4対応条件、必要メモリ容量を必ず確認。
用語の超かんたん解説
- Strix Halo
AMDのハイエンドAPU世代の通称。高性能CPU(Zen 5)と大型iGPU(RDNA 3.5)、NPUをワンチップ化。
- TOPS
AI推論性能の目安(1秒間の積和演算回数)。実際の速さはモデルの量子化やメモリ帯域にも左右される。
- USB4(DP Alt Mode)
最大40Gbpsの汎用高速I/O。映像出力/外付けGPU/高速ストレージ/ドック接続に使えるが、機器側の対応条件を要確認。
