GMKtec EVO X2 AIミニPC(128GB/2TB・白) |“AI NPU×USB4×4画面出力の小型ハイパワー”
Ryzen AI Max+ 395とRadeon 8060S(RDNA 3.5)をうたうミニPC。最大128GB LPDDR5X・デュアルM.2・USB4×2・8K出力など“盛り”仕様。<br>一方でCPU/GPU型番や「RTX4070超え」などは公式未確認で、事前確認は必須。
結論
買っていい人:小型でも多メモリ・多画面で仕事も遊びも一台に集約したい人。生成AIやローカルLLM、写真/動画編集、マルチディスプレイ運用をミニPCでまとめたい用途。
見送るべき人:表記の確度・サポートを最優先する人、静音重視/低消費電力な常時稼働が目的の人、確実なdGPU性能を求める人(型番未確認のため)。
Ryzen AI Max+ 395+XDNA2 NPU(最大126TOPS)という販売表記。AI処理をローカルで回しやすい設計。
Radeon 8060S(RDNA3.5/40CU)という販売表記。クリエイティブ/ゲームも狙う構成だが、性能主張は要検証。
HDMI 2.1+DP 1.4+USB4×2で最大4画面/8K60や4K240に対応とうたう。ケーブル/機器条件に注意。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | GMKtec / EVO X2 |
| 画面 | ディスプレイ非搭載(外部モニター前提)。 |
| メモリ | LPDDR5X 8000MHz 128GB(オンボード/増設不可)。 |
| ストレージ | 2TB NVMe SSD(PCIe 4.0)。M.2 PCIe 4.0スロット×2で最大8TB(各4TB想定)。 |
| グラフィックス | 販売表記:Radeon 8060S(RDNA 3.5/40CU)。 |
| カメラ / マイク | 内蔵カメラ/マイクなし(外付け前提)。 |
| 無線 | Wi‑Fi 7、2.5GbE有線LAN。Bluetooth(バージョン不明)。 |
| 入出力 | USB4(40Gbps)×2、HDMI 2.1×1、DisplayPort 1.4×1、2.5GbE×1、M.2スロット×2(内部)。 |
| 外部出力 | 最大4画面同時出力。8K/60Hzまたは4K/240Hzに対応(接続条件あり)。 |
| OS | Windows 11 Pro |
数値・型番は販売ページの表記に基づく。CPU/GPU型番や性能主張は公式未確認のため、購入前に一次情報で要確認。
小型でも“盛れる”が、表記の確度チェックは必須。
128GBメモリ+M.2×2でAIモデル/映像素材も余裕。メモリは後から増設不可。
USB4×2/HDMI2.1/DPで最大4画面。8K/4K240はケーブル/機器要件を満たす必要。
3モード切替(静音/バランス/性能)。最大140W級は発熱・騒音・電源容量を見積もって運用。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
最大128GB LPDDR5X:重い編集や大規模AIモデルの常駐に有利。
M.2 PCIe4.0×2:最大8TB拡張で素材/モデル置き場を内蔵完結。
USB4×2:40Gbpsで高速外付けSSD/ドック活用しやすい。
4画面/8K対応:高解像マルチディスプレイで作業領域を確保。
Wi‑Fi 7+2.5GbE:有線/無線ともに高速通信。
3モードTDP:静音⇔性能を前面ボタンで切替。
注意して選びたい点
型番・性能主張が未確認:「Ryzen AI Max+ 395」「Radeon 8060S」「RTX4070超え」などは一次情報の裏取りが必要。
騒音・発熱:140W級はファン音/筐体温度が上がりやすい。設置と換気に配慮。
メモリは直付け:購入後の増設不可。容量は最初に決め切る。
端子の詳細が不明点あり:USB-A数や前面端子等は要確認。ハブ/ドック費用も見積もる。
消費電力と電源サイズ:高負荷時は電力・発熱・アダプタの取り回しが重くなる。
価格は強気:同価格帯の実績機(大手NUC/小型デスクトップ)と比較推奨。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る静音モードなら穏やかだが、高負荷ではファン音が出やすい小型筐体。 |
| 軽さ・持ち運び | × |
理由を見るミニPCは据え置き前提。ACアダプタも必要で携行性は低い。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る内蔵バッテリー非搭載。常時電源が必要。 |
| コスパ重視 | × |
理由を見る価格高め。表記の真偽確認と他社ミニPC比較は必須。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る外付けキーボード/マウス次第。USBドック構成の計画が必要。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る外部モニター品質に依存。4画面構成が組みやすいのは利点。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るカメラ/マイクは外付け前提。多画面で資料共有は快適。 |
| 事務作業・学業 | △ |
理由を見る省スペースでパワーは確保。騒音と価格のバランスに注意。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る販売表記どおりなら快適。長時間レンダは冷却と騒音対策が鍵。 |
| ゲーム | △ |
理由を見るGPUの実力が不明。設定調整やタイトル相性に左右される。 |
| 開発・解析 | ○ |
理由を見る大容量メモリ/高速SSD/多画面で環境構築が捗る。ローカルAI推論も狙える。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るM.2×2でストレージは伸ばせるが、メモリは固定。端子詳細の事前確認を。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
USB4の相性:外付けSSD/ドック/モニターで挙動差が出やすい。ケーブルと機器の品質が重要。
持続性能と騒音:140W級を長時間回すとファン音↑。吸排気の確保と定期メンテが必要。
初期BIOS/ドライバ:新しめ構成は安定化に時間がかかる傾向。更新チャネルを確認。
初期ロットは個体差が出やすいジャンル。返品規約・保証(1年)・交換対応の実績を事前に確認。
注意点ガイド
表記の信頼性:「Ryzen AI Max+ 395」「Radeon 8060S」「RTX4070超え」は要裏取り。
増設不可メモリ:128GBでも使い方次第で足りなくなる。将来設計は慎重に。
高TDPの副作用:騒音/発熱/消費電力。長時間負荷は設置環境と電源余裕が重要。
端子不明点:USB-Aの本数やカードリーダー有無など要確認。追加ドック費用も。
映像出力の条件:8K/4K240はケーブル規格やモニター仕様を満たさないと出ない。
価格強め+サポート不安:国内サポート体制/部品供給/修理窓口は事前に確認。
“スペック番長”に見えるが、実態把握と運用計画(冷却/電源/周辺機器)を立ててから購入するのが安全。
比較・代替案
128GB/2TB構成:大規模AIモデルや4K素材運用向け。
64GB/1TB構成:軽め編集〜AI推論の試行用。コストと発熱を抑えたい人に。
信頼性重視の小型デスクトップ:大手メーカー系(ASUS NUC系/Dell/HP Micro/Ultra)で仕様が明確・サポート安心。
確実なdGPU性能が必要:GeForce RTX搭載の小型PC/スリムタワー(4060/4070クラス)を検討。実ベンチ確認が容易。
iGPUで十分+コスパ:Ryzen 7 7840HS/8845HS級の実績あるミニPC(32GB/1TB構成)+外付けSSDで節約。
候補を比較する際は、実ベンチ(Cinebench/3DMark/Geekbench)と端子一覧、保証条件を必ず確認。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
EVO X2は“盛り仕様”のAIミニPC。最大128GBメモリ、M.2×2、USB4×2、4画面/8Kなど魅力は大きい。一方でCPU/GPU型番や性能主張は未確認、高TDPゆえの騒音/電力、価格が現実的な懸念。刺さる人には強力だが、確度と運用の覚悟が要る。
買ってよい人:省スペースでAI処理と高解像マルチモニターを使い倒したいパワーユーザー。周辺機器/冷却も揃えられる。
見送る人:静音・省電力・国内サポートを最優先、あるいは確実なdGPU性能の“保証”が欲しい。
購入前チェック:型番の一次ソース/ベンチ実測/端子の詳細/返品・保証条件。
用語の超かんたん解説
- TOPS
AIの推論性能指標(Trillions of Operations per Second)。高いほどAI処理が速い目安。
- USB4
最大40Gbpsの有線規格。映像出力(DP Alt)や高速ストレージ/ドック接続が可能。ケーブル品質が重要。
- XDNA 2 NPU
AMDのAI推論向け専用回路(NPU)。CPU/GPUとは別にAI処理を担い、消費電力を抑えやすい。
