GEEKOM IT15(Core Ultra 9 285H 搭載ミニPC) |“USB4×2とWi‑Fi 7で小さく強いデスクトップ代替”
16コアCPUとIntel Arc 140T内蔵GPUで、写真・動画の軽~中量編集や多画面の事務作業を快適化。メモリは最大64GB、ストレージはNVMe+2242 SATAで拡張OK。重い3Dゲームは設定を落とす前提で。
結論
買っていい人:省スペースで据え置き性能を確保したい人。4画面での資料作成や配信補助、Photoshop/Lightroom、4K素材の軽編集、仮想環境・開発のテスト機にも。
見送るべき人:AAAゲームを高設定で快適に遊びたい/128GB以上のメモリや大型dGPUを前提にする用途。静音最優先の無音運用にも不向き。
USB4×2で高速ストレージや映像出力、ドック接続が柔軟。PD給電対応。
デュアルストレージ:NVMe 2280(最大2TB)+(最大2TB)で拡張しやすい。
最大4画面出力(HDMI 2.0×2+USB4/DP Alt×2)。解像度は接続規格・ケーブルに依存。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | GEEKOM / IT15(Ultra 9 285H, 32GB/2TB 構成) |
| CPU | Intel Core Ultra 9 285H |
| メモリ | DDR5-5600 SO-DIMM 32GB(16GB×2)。 |
| ストレージ | 2TB M.2 2280 NVMe PCIe 4.0 x4(空き:M.2 2242 SATA 最大2TB)。 |
| グラフィックス | 統合GPU Intel Arc 140T(XeSS/レイトレーシング対応)。 |
| 無線 | Wi‑Fi 7、Bluetooth 5.4。 |
| 入出力 | USB4 Type‑C×2(PD対応)/USB 3.2 Gen2 Type‑A×3/USB 2.0 Type‑A×1/HDMI 2.0×2/2.5G LAN(RJ45)×1/SDカード 4.0/3.5mmヘッドセット/DC‑in/Kensingtonロック。 |
| 外部出力 | 最大4画面(HDMI 2.0×2+USB4/DP Alt×2)。リフレッシュ・8K可否は機器/ケーブル条件に依存。 |
| サイズ / 重量 | 135.50×115.50×34.50 mm / 560 g |
| OS | Windows 11 Pro |
数値は公式仕様ベース。販売ページの表現と差異がある場合は公式仕様を優先。
小型でも“据え置き快適”——USB4×2とWi‑Fi 7、デュアルM.2で拡張・多画面をバランス良く実現。
Core Ultra 9 285Hで事務~クリエイティブまで俊敏。持続高負荷ではファン音は出る設計。
NVMe+2242 SATAの2ドライブ構成でデータ/バックアップを分離しやすい。
HDMIは2.0。高リフレッシュはUSB4(DP Alt)側で構成すると安心。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
手のひらサイズでデスクすっきり。VESAマウントで背面設置も可。
USB4×2で高速外付けSSDやドック、多画面が柔軟。
Wi‑Fi 7+2.5GbEで有線/無線ともに快適な帯域。
デュアルM.2(NVMe+2242 SATA)で増設・バックアップ運用がしやすい。
32GB標準/最大64GBでマルチタスクや軽い編集に余裕。
注意して選びたい点
ゲーム性能は中位のiGPU級:重い3Dは画質・解像度の妥協が必要。
メモリ上限64GB:128GB前提の開発/解析には不向き。
HDMIは2.0止まり:4K60まで。高リフレッシュはUSB4経由で要構成。
2242スロットはSATA:NVMeではなく速度は控えめ。
静音ではあるが無音ではない:重負荷時はファン音が出る。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る軽負荷は静か。長時間の重負荷ではファン音が目立つ場面あり。 |
| 軽さ・持ち運び | △ |
理由を見る本体は小型軽量だがAC電源必須。出先常用ならノートの方がラク。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る据え置き向け。内蔵バッテリーは非搭載。 |
| コスパ重視 | △ |
理由を見る性能と拡張は良いが、専用GPUはない。用途が合う人向けのバランス。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る外付けキーボード/マウス次第で最適化可。好みの周辺機器を選べる。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る外部モニタ依存。USB4やHDMIで柔軟に接続可能。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るカメラ/マイクは外付け前提。処理性能は余裕。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る多タブ/多画面が軽快。省スペースの据え置き端末に最適。 |
| 写真・軽い動画編集 | ○ |
理由を見るCPU性能が強く、iGPU支援でFHD〜4Kの軽〜中量編集に対応。 |
| ゲーム | × |
理由を見るeスポーツ系は設定次第、重いAAAは画質を下げても厳しめ。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るコンテナ/VMは快適だが、64GB上限が大規模案件では制約に。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るメモリ増設と2基のM.2で実用的。ただしNVMeは1本のみ。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
負荷時のファン音は“やや聞こえる”という声。省スペースと引き換えの常識的なレベル。
多画面運用は安定。高リフレッシュはUSB4側を活用する構成が好評。
体感速度は事務〜クリエイティブでキビキビ。ゲームはあくまでサブ用途評価に落ち着く。
レビューは使用環境(モニタ規格・USB4ドック・冷却条件)で差が出ます。表示周りはケーブル/規格要件を満たす構成を。
注意点ガイド
AAAゲーム用途には非推奨(iGPU)。eGPU運用は別途ドック費用と性能ロスを考慮。
メモリ最大64GBで頭打ち。128GB前提の開発/解析は別機種推奨。
HDMI 2.0ゆえ4K60止まり。高リフレッシュはUSB4経由で要確認。
M.2の2本目は2242 SATA:速度/容量の選択肢が限られる。
小型ゆえ冷却余力は限定:連続高負荷ではファン音/温度に注意。
価格はセール変動が大きいモデル。必要なメモリ/ストレージと周辺機器(USB4ドック等)の総額で比較を。
比較・代替案
IT15(Core Ultra 5 225H):価格重視なら。事務中心や軽編集なら十分。
メモリは64GBまで:最初から32GB→64GBに増設前提で計画を。
統合GPUでゲーム重視:Ryzen 7 8845HS/780M搭載ミニPCは3Dがやや有利。
dGPUが必要:小型SFFデスクトップ(フルサイズGPU搭載可)やThunderbolt/USB4 eGPU構成を検討。
とにかく安く:N100/N200系ミニPCは軽作業専用で割り切り。
同シリーズ/競合の仕様は時期で変動。購入直前にメモリ上限・映像出力条件を再確認。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
IT15は、小型×高性能で多画面の事務・制作を加速する良機。USB4×2とWi‑Fi 7、NVMe+SATAの2ストレージで扱いやすい。一方でゲーム性能は中位のiGPU級、HDMIは2.0、メモリ上限64GBなど割り切りがある。用途にハマれば満足度は高い。
買ってよい人:多画面の在宅業務、写真現像・軽い動画編集、開発テスト機を省スペースで置きたい。
見送る人:最新ゲームを高設定で遊びたい/128GB以上や強力dGPUが必須。
セールで狙いやすいモデル。必要な周辺(USB4ドック/外付けSSD/モニタ)も含めて総額で比較を。
用語の超かんたん解説
- USB4
最大40Gbpsの汎用高速規格。映像出力(DP Alt)/eGPU/高速SSD/ドック接続に使える。
- 2.5G LAN
従来の1GbEより約2.5倍の有線速度。NASや大容量転送で効く。
- DDR5-5600 SO-DIMM
ノート用メモリ規格。最大64GBまで増設可(本機)。速度は5600MT/s。
