ASUS Zenbook 14 UX3402VA(Core i7/16GB/1TB/Office) |“2.5K非光沢 × TB4 × Office付き”
第13世代Core i7-H+16GB/1TBの堅実14型。1.39kgで持ち運べて、TB4×2・HDMI・USB-Aも装備。<br>一方で60Hz表示とメモリ増設不可は割り切りが必要。
結論
買っていい人:Office込みで14型の作業用ノートを一台で完結させたい人。2.5K(WQXGA)非光沢で文字が見やすく、TB4×2とHDMIで会議/外部ディスプレイ運用もしやすい。
見送るべき人:高リフレッシュ表示や3Dゲーム/重い動画編集を重視する人。iGPUのため3Dは控えめ。メモリは16GB固定(増設不可)なので将来の拡張を見込む人は不向き。
14.0型 2560×1600(16:10)ノングレアで資料やWebが見やすい。
Thunderbolt 4×2はデータ/映像/給電に対応、HDMI×1・USB-A×1も装備。
Office Home & Business 2021付属、1TB PCIe 4.0 SSDで容量にも余裕。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | ノートパソコン / クラムシェル型 |
|---|---|
| ブランド / モデル | ASUS / Zenbook 14 UX3402VA(UX3402VA-I7161WS) |
| 画面 | 14.0型 TFTカラー液晶(ノングレア)/ 2560×1600(WQXGA, 16:10)/ 60Hz |
| メモリ | 16GB LPDDR5-4800(オンボード) |
| ストレージ | 1TB SSD(PCIe 4.0 x4, NVMe/M.2) |
| グラフィックス | Intel Iris Xe(CPU内蔵) |
| カメラ / マイク | 約207万画素Webカメラ / アレイマイク / ステレオスピーカー(1W×2) / 指紋認証対応 |
| 無線 | Wi‑Fi 6E(IEEE 802.11ax)/ Bluetooth 5.3 |
| 入出力 | Thunderbolt 4(Type‑C, データ/映像出力/USB PD給電)×2、USB 3.2 Gen2 Type‑A ×1、HDMI ×1、microSDカードリーダー、3.5mmヘッドセット端子×1 |
| 外部出力 | HDMI×1とType‑C(TB4)×2で映像出力対応。Type‑CはDP Alt Mode/給電に対応。 |
| バッテリー | 約14.4時間(JEITA 2.0) |
| サイズ / 重量 | 313.60×220.60×17.30 mm / 1390 g |
| OS | Windows 11 Home(Office Home & Business 2021付属、Microsoft 365 Basic 1年) |
数値は販売ページ記載に基づく。構成・測定条件で差異あり。
迷ったら:16GBオンボード(増設不可)と60Hz表示を許容できるかが分岐点。
2.5K非光沢×16:10で表示情報量が多く、長文作業に向く。
TB4×2+HDMI+USB-Aで拡張はしやすいが、USB-Aは1口のみ。
HシリーズCPUは高性能だが、負荷時はファン音/発熱と電池持ちに影響。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
表示が精細:14型でWQXGA(2.5K)・非光沢。文字がくっきりで作業が楽。
Thunderbolt 4×2:ドック/高速ストレージ/映像出力/給電を1本で賄える。
1TB PCIe 4.0 SSD:容量と速さのバランスが良い。
Office 2021付属:ビジネス/学業の初期費用を抑えやすい。
Wi‑Fi 6E & microSD:通信と取り回しが地味に便利。
1.39kg:14型としては持ち運びやすい重量。
注意して選びたい点
メモリ増設不可:16GB固定。VM/動画編集多用だと余裕が減る。
60Hzパネル:スクロールや描画の滑らかさは高リフレ機に劣る。
USB-Aは1基のみ:レガシー周辺機器が多いとハブ前提。フルサイズSDも非搭載。
発熱・騒音は負荷次第:薄型+H CPUで重作業時はファン音が出やすい。
実駆動時間は短くなりがち:14.4時間はJEITA測定。現場では設定/負荷で大きく変動。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る軽作業は静かだが、HシリーズCPUで重負荷時はファン音が出やすい。 |
| 軽さ・持ち運び | △ |
理由を見る約1.39kg。毎日持ち歩けるが、1.2kg級の超軽量機には及ばない。 |
| バッテリー重視 | △ |
理由を見る公称14.4時間。負荷や明るさ次第で短くなる前提なら実用。 |
| コスパ重視 | △ |
理由を見るOffice+1TB込みで用途が合えば◯。Office不要なら別構成の検討を。 |
| 入力の快適さ | ○ |
理由を見る日本語配列イルミキーと大きめタッチパッドで快適。 |
| 画面の見やすさ | ○ |
理由を見る2.5K/16:10/ノングレアで資料閲覧に強い。 |
| Web会議 | ○ |
理由を見る約207万画素カメラとアレイマイク、スピーカー内蔵。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見るCPU性能が高く、Office付属で導入がスムーズ。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見るiGPUでもフルHD〜軽い編集は可能。長尺/高解像度は時間がかかる。 |
| ゲーム | × |
理由を見るIris Xeは軽量級/設定を落とせば遊べる程度。3D大作は不向き。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るH級CPUでビルドは速め。メモリ16GB固定はDocker/VMで頭打ちに。 |
| 拡張性・長期運用 | × |
理由を見るメモリはオンボード。将来の増設余地は小さい。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
表示品質:非光沢2.5Kで長文・表計算の視認性が高いという声が多い。
ファン音/温度:重い処理では回りやすい。電源設定の最適化で体感が改善する報告も。
拡張性:TB4ドック運用の満足度は高め。USB-Aが1口なのは惜しいとの指摘。
実機評価は使い方・環境で差が出ます。特に電源プロファイル/画面輝度/周辺機器の有無で体感が大きく変わります。
注意点ガイド
メモリ16GB固定:後から増設不可。重い用途は余裕が減る。
60Hz:高リフレッシュを望む人には物足りない。
端子構成は最小限寄り:USB-A×1・フルサイズSDなし。
負荷時の静粛性:H CPUで薄型筐体のためファン音/温度に注意。
実バッテリーは短めになりやすい:JEITA値は理想条件。ドックや外部モニタ接続で更に減る。
許容できれば快適な“実務マシン”。一方で、3D/長時間の重い編集や端子の多さ・増設を重視する人は別路線が現実的。
比較・代替案
Office不要なら:同系スペックの“Officeなし”型番があれば価格を抑えやすい。
表示重視なら:同シリーズには有機EL(OLED)採用モデルもある。色味やコントラストを優先する人向け。
軽さ最優先:1.2kg未満の13〜14型クラス(USB-A/HDMI内蔵)を検討。
動画編集・3Dも本気:RTX 4050以上のdGPU搭載ノート(16GB以上/可能なら32GB)。
端子豊富が必須:有線LANやフルサイズSD、USB-A多数のビジネスノート系。
比較時は「メモリ容量(増設可否)」「表示解像度とリフレッシュ」「端子の数」を優先チェック。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
Zenbook 14 UX3402VAは、2.5K非光沢×16:10とTB4×2+HDMIで実務がはかどる14型。Office付き&1TBで初期構築も楽。一方で16GB固定と60Hzは割り切り、重い3Dは不得手。用途がハマれば長く使える“堅実モバイル”。
買ってよい人:Office込みで外部モニタ運用もしつつ、資料作成や学業・在宅ワークを快適にしたい。
見送る人:高リフレッシュ・ゲーミング・将来のメモリ増設を重視する。
購入前チェック:必要メモリを見積もる(増設不可)/外部出力はTB4+HDMIで足りるか/Officeの要否で型番を比較。
用語の超かんたん解説
- WQXGA(2.5K)
2560×1600の解像度。14型でも文字が細かく表示でき、作業領域が広い。
- Thunderbolt 4
最大40Gbpsの多用途ポート。映像出力(DP Alt)、高速ストレージ、ドック接続や給電に対応。
- LPDDR5(オンボード)
低消費電力メモリ。基板直付けで軽量・省電力だが後から増設できない。
