ASUS Vivobook 18 M1807HA(R7321W) |“18インチ×144Hz×32GBで広々作業”

Ryzen 7 260+32GBメモリで日常〜ミドルタスクは余裕。フルHD相当の18型/16:10・144Hzは見やすいが、2.6kgで携帯性は低め、iGPUゆえ重いゲームは非現実的。Type‑C給電と顔認証対応が便利。

新品 18.0型/16:10/144Hz 32GB/1TB Type‑C給電 IR顔認証

結論

買っていい人:据え置き中心で大画面の作業性を最優先する人。ブラウジング大量タブ、Office、写真整理、学務・事務、軽い動画編集までを一台で気持ちよくこなしたいなら有力。Type‑C給電やIR顔認証で日常使いがラク。

見送るべき人:持ち運び重視/本格ゲーミングや長時間の重い動画編集。2.6kgは通学・出張には厳しめ。専用GPU非搭載なのでAAAゲームや3D用途は設定をかなり落としても苦しい。

要点(ここだけ):
  • 18.0型/16:10/144Hzで資料・タイムラインが見渡しやすいノングレア液晶。

  • Ryzen 7 260(8C/16T)+32GB DDR5で多タブ・同時作業に強い。NPU(AI処理)も搭載。

  • USB-C×2はPD/映像出力対応、HDMIやUSB-A×2も装備。カードリーダーは非搭載。

         
おすすめ用途:在宅の生産性重視(表計算/資料作り/Zoom/Lightroom入門)や大学の自宅作業用、外部モニタを最小限にして“これ一台で広く”使いたい人。
妥協ポイント:重さ(2.6kg)とバッテリー非公称値、iGPUのみ、USBはGen1(5Gbps)中心で高速外付けや多接続はドック前提。

基本スペックと特徴

基本スペック(クリック/タップで展開)
PCタイプ ノートパソコン / クラムシェル型
ブランド / モデル ASUS / Vivobook 18 M1807HA-R7321W
画面

18.0インチ 16:10 ノングレア / 1,920×1,200 (WUXGA) / 144Hz

メモリ

32GB DDR5-5600(オンボード16GB+SODIMM 16GB)スロット×1(空き0)

ストレージ

1TB SSD(PCIe 4.0 x4 / NVMe / M.2)

グラフィックス

AMD Radeon グラフィックス(CPU内蔵, 共有メモリ)

カメラ / マイク

約207万画素 IRカメラ(Windows Hello)+プライバシーシャッター / アレイマイク / ステレオスピーカー 2W×2。

無線

Wi‑Fi 6(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3。

入出力

USB 3.2 Gen1 Type‑C(PD/DP対応)×2、USB 3.2 Gen1 Type‑A×2、HDMI×1、3.5mmマイク/ヘッドホン兼用端子。カードリーダーなし。

外部出力

HDMIおよびUSB‑C(DisplayPort Alt Mode)で外部ディスプレイ出力に対応。USB‑Cは本体への給電(PD)にも対応。

バッテリー

リチウムポリマー(4セル)/急速充電:およそ49分で約60%目安/最大消費電力 約65W。

サイズ / 重量 402.50×274.50×19.90 mm / 2600 g
OS

Windows 11 Home 64ビット

数値はメーカー公称仕様に基づく。構成・個体差で前後する場合があります。

ミニ解説

据え置きで“画面広さ×同時作業”を買う1台。携帯性やゲーミング性能は割り切りが必要。

  • 18型/16:10/144Hzは作業効率が上がる。非光沢で映り込みも控えめ。

  • USB‑C×2はPD/DP対応。ドック併用で有線LANや多ポート化が現実的。

  • メモリは実質上限32GB(オンボード+1スロット占有)。将来の増設余地は小さい。

推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に

良いところ

  • 18インチの広大な作業領域:16:10・144Hzのノングレアで見やすい。

  • Ryzen 7 260+32GBでマルチタスクに強く、AI機能(NPU)も搭載。

  • 1TB PCIe 4.0 SSDで容量・速度のバランス良好。

  • Type‑C給電&映像出力:ドックやモバイルバッテリー運用がしやすい。

  • IR顔認証+プライバシーシャッターで在宅勤務に好適。

注意して選びたい点

  • 2.6kgと大柄:常時持ち運びには不向き。

  • iGPUのみ:AAAゲームや重い3D編集は力不足。144Hzは活かしにくい。

  • メモリ増設の余地がほぼ無い:オンボード+1スロット(占有)で実質32GB止まり。

  • USBはGen1中心(5Gbps):超高速ストレージや多機器接続はドック前提。

  • カードリーダー非搭載:写真取り込みは別途リーダーが必要。

どんな人におすすめか

○ おすすめ △ 普通 × おすすめしない
目的・シーン おすすめ度 理由 / コツ
安定動作・静音
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普段使いは静かめ。重い処理ではファンが回る前提。

軽さ・持ち運び ×
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2.6kg+18型は常時携行に不向き。基本は据え置き。

バッテリー重視 ×
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公称駆動は未明確。144Hz液晶ゆえ省電力志向ではない。

コスパ重視
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18型/32GB/1TBとしては妥当。専用GPUが要る人には不向き。

入力の快適さ
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18型の余裕ある配列と広いタッチパッド、イルミネートで快適。

画面の見やすさ
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16:10・ノングレア・144Hzで視認性とスクロール追従が良い。

Web会議
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IR顔認証カメラ+アレイマイクでオンライン会議がしやすい。

事務作業・学業
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多タブ・資料作成が快適。据え置きメインなら最適。

写真・軽い動画編集
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CPU性能は十分。iGPUなので重いカラーグレーディングは控えめに。

ゲーム ×
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eスポーツ系の軽め中心。AAAは設定を大きく下げても厳しい。

開発・解析
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8C/16T+32GBは快適。仮想環境多用やGPU計算は不得手。

拡張性・長期運用 ×
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メモリ実質上限32GB。ポートは多くないためドック前提。

実機レビューでの論点(要点だけ)

  • “これ一台で広い”という満足度が高い反面、持ち運びの声は割れる。

  • 144HzはスクロールやUIが滑らか。ゲーム目的だとiGPUの限界を指摘する声。

  • PD 65W給電は便利だが、重い負荷では純正AC運用を推す意見が多い。

         

実機の体感は使用シナリオ・電源設定・外部モニタ構成で変わります。大画面ノートは“据え置き前提”での評価が安定。

注意点ガイド

  • 重量級(2.6kg):移動が多い人は要再考。

  • 専用GPUなし:高リフレッシュ液晶でも重いゲームは想定外。

  • メモリの増設余地が小さい:オンボード+1スロット占有で実質32GB上限。

  • USBはGen1中心:外付け高速SSDや多機器はドック推奨。

  • カードリーダーなし:写真/動画取り込みは別デバイス必須。

据え置き利用に最適化されたモデル。モバイルやクリエイティブ本気用途なら別軸を検討。

比較・代替案

同シリーズの選び方
  • Vivobook 18(M1807HA-R7325W):SSD 512GB版(ASUS Store限定)。容量より価格優先ならこちら。

  • メモリは購入時確定:本機は32GBが実質上限。用途に足るか事前に見極めを。

用途別に替えたほうが幸せ
  • 本気でゲームもしたい:RTX 4060前後のdGPU搭載16〜17型(例:ASUS TUF/ROGなど)。重量は増すが3D性能は段違い。

  • 携帯性重視:1.6〜1.8kg級の16型(軽量ノート)へ。画面はやや小さくなるが持ち運びやすい。

  • クリエイティブ重視:広色域・高輝度のクリエイター向け機(有機ELやDCI-P3対応)を検討。

同シリーズ内は容量違いが中心。外部出力やポート仕様は共通傾向。用途に応じて“画面広さ/携帯性/3D性能”のどれを優先するかで選ぶ。

まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ

Vivobook 18(M1807HA)は、18インチ×16:10×144Hzで“画面の広さ”を買う据え置き向けノート。Ryzen 7 260+32GBで日常〜ミドルタスクはキビキビ。対して2.6kgiGPUのみは明確な割り切りが必要。合えば快適、外すと持て余すタイプ。

  • 買ってよい人:在宅中心で大画面の作業効率を上げたい。Type‑C給電や顔認証で日常を快適にしたい。

  • 見送る人:持ち運び頻度が高い/AAAゲームやGPU依存の制作をしたい/メモリの将来増設を見込む。

購入前チェック:据え置き運用(設置スペース/外付けドック)・必要ストレージ容量・ゲームの想定タイトル/設定。

用語の超かんたん解説

NPU(Ryzen AI)

AI処理専用の演算器。ノイズ除去や背景ぼかしなどをCPU/GPUの負荷を抑えて実行できる。

DisplayPort Alt Mode(DP Alt)

USB‑C端子から映像信号を出す仕組み。USB‑C→HDMI/DP変換で外部モニタに接続できる。

SODIMM

ノート向けの小型メモリ規格。本機はオンボード+SODIMM×1で空き無し(実質32GB上限)。