ASUS Vivobook 14 X1407CA |“Core Ultra 5+増設余地+Office 2024付き”
14型WUXGA(1920×1200)非光沢/60Hz。USB‑C給電+HDMI、IR顔認証、Copilotキー搭載。iGPU構成で日常〜ビジネス向け。<br>公称バッテリーは約4.2時間(動画再生)/ 約9.3時間(アイドル)、重量は1.54kg。
結論
買っていい人:Office込みで事務・学業をすぐ始めたい人に好適。USB‑C給電+HDMI+USB‑A×2で周辺機器を直挿しでき、IR顔認証で素早くログイン。空きSODIMMでメモリ増設して長く使いたい人にも。
見送るべき人:長時間バッテリーや軽さ最優先(約1.54kg・動画約4.2h)。3Dゲーム/動画編集の本気運用、USB4/TB4やSDカードが必須の人は別モデルが無難。
Core Ultra 5 225H+NPU(Intel AI Boost)で日常〜ビジネスは余裕。
空きSODIMM×1で後からメモリ増設OK(オンボード16GB)。
実用ポート:USB‑C×2(PD/DP)、USB‑A×2、HDMI。カードリーダーは非搭載。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | ノートパソコン / クラムシェル型 |
|---|---|
| ブランド / モデル | ASUS / Vivobook 14 X1407CA-U5165BUS |
| 画面 | 14.0型ワイド(ノングレア)/ 1920×1200(WUXGA)/ 60Hz |
| メモリ | 16GB DDR5-5600(オンボード16GB)+SODIMMスロット×1(空き×1)。 |
| ストレージ | 512GB SSD(M.2 NVMe、PCIe 4.0 x4 接続)。 |
| グラフィックス | インテル Arc グラフィックス(CPU内蔵 iGPU)。 |
| カメラ / マイク | 207万画素 IRカメラ(顔認証/プライバシーシャッター)+アレイマイク。 |
| 無線 | Wi‑Fi 6(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2。 |
| 入出力 | USB 3.2 Gen1 Type‑C(Power Delivery・DisplayPort Alt Mode対応)×2、USB 3.2 Gen1 Type‑A ×2、HDMI ×1、3.5mm ヘッドセット端子 ×1。カードリーダーなし。 |
| 外部出力 | HDMI×1、USB‑C×2(DisplayPort Alt Mode対応)。解像度/リフレッシュは接続機器・ケーブル条件による。 |
| バッテリー | 約4.2時間(動画再生)/ 約9.3時間(アイドル)。65W USB‑C給電対応。 |
| サイズ / 重量 | 315.20×223.40×19.90 mm / 1540 g |
| OS | Windows 11 Home。Office Home & Business 2024(デジタルアタッチ)+Microsoft 365 Basic(1年)付属。 |
数値は販売ページ記載に基づく。構成や出荷ロットで差異あり。
Office同梱・顔認証・実用ポートが揃う14型。メモリは後から増設できるが、重さと電池は控えめ。
空きSODIMMで後からメモリ増設OK(16→32GBなど)。
USB‑CはGen1(5Gbps)。USB4/TB4非対応だが映像出力と給電は可。
液晶はWUXGA/60Hz/ノングレア。色域・輝度の表記が控えめなので、写真/映像用途は事前確認を。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
Office Home & Business 2024+Microsoft 365 Basic 1年が付属。すぐ実務に使える。
メモリ増設可:空きSODIMM×1で将来の余裕を作れる。
ポートが実用的:USB‑C×2(PD/DP)+USB‑A×2+HDMIで周辺機器が直挿ししやすい。
IR顔認証+プライバシーシャッターでセキュリティと利便性を両立。
Type‑C給電対応:65Wクラスの汎用充電器が使える。
16:10 WUXGAで縦に情報が入り、作業しやすい。
注意して選びたい点
バッテリー持ちは控えめ:公称で動画約4.2時間/アイドル約9.3時間。外出は充電器前提。
1.54kgで14型としてはやや重め。毎日携行だと負担に感じやすい。
USB‑CはGen1(5Gbps)でUSB4/TB4非対応。超高速ストレージや高帯域ドックは不向き。
iGPUのみ:3Dゲーム/長時間の動画編集は設定を下げるか上位機推奨。
カードリーダー非搭載:写真取り込みは外付けリーダーが必要。
液晶は60Hzで色域/輝度の情報が少ない。映像制作は要検討。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る普段使いは静か〜普通の想定。高負荷時はファン音が出る可能性あり。 |
| 軽さ・持ち運び | × |
理由を見る約1.54kg。14型としては軽くはない。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る公称4.2h(動画)/9.3h(アイドル)で長時間駆動は不得手。 |
| コスパ重視 | △ |
理由を見るOffice 2024が同梱。ソフト代込みなら納得感あり。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る日本語JIS配列。標準的な打鍵感の想定。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る16:10 WUXGA/ノングレアで資料が見やすい。輝度/色域は控えめ。 |
| Web会議 | ○ |
理由を見るIR顔認証対応カメラとアレイマイクを装備。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見るCore Ultra 5と16GBでOffice/ブラウズは快適。外部表示も容易。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る短尺/軽編集は対応可。色再現重視の案件は要モニタ併用。 |
| ゲーム | × |
理由を見る内蔵Arc iGPU。eスポーツ系は設定を下げれば可、重い3Dは厳しい。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見る軽〜中量の開発は可。メモリ増設でDocker/VMの余裕を確保。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見る空きSODIMMでメモリ強化可。USB‑A/HDMIがあるのも長く使いやすい。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
電池持ちは短めという声になりがち。モバイル運用は充電器携行が安心。
USB‑C帯域がGen1止まりで、USB4/TB4ドックやeGPUは非対応なのが惜しい。
メモリ増設で体感が安定したという評価。空きスロット活用はコスパ良。
iGPUのゲーム性能はカジュアル中心。重いタイトルは解像度や品質を調整。
実際の性能・駆動時間は電源設定/BIOS/アプリ構成で変動します。最新ドライバとWindows Update適用を推奨。
注意点ガイド
バッテリー持ちが短い(動画:約4.2時間)。
重量1.54kgで携行派には重め。
USB‑CはGen1(5Gbps)でUSB4/TB4非対応。
SDカードリーダーなしで写真取り込みに不便。
iGPUのみで重い3D/長時間編集は非現実的。
60Hz液晶で色域/輝度の情報が少ない。
用途が重め・持ち運び頻度が高い人は、軽量機や大容量バッテリー機、dGPU搭載機も比較推奨。
比較・代替案
まずはメモリ増設:空きSODIMMに16GB/32GBを追加して余裕を作る(混在時の仕様は要確認)。
ストレージ拡張:写真/動画を扱うなら1TB以上のSSDへ入れ替え/外付けを検討。
軽さ重視:1.2kg前後の14型(例:ASUS Zenbook 14系など)。携行が多い人に。
画面重視:有機EL(OLED)/広色域・高輝度の14型(Zenbook 14 OLED等)。写真/映像向き。
ゲーム/動画編集重視:専用GPU(RTX 4050以上)搭載ノートで3D/エンコード性能を確保。
比較時は端子(USB4/TB4/SD)、重量、バッテリー容量(Wh)、液晶の色域/輝度をチェック。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
Vivobook 14 X1407CAは、Office 2024付き・顔認証・実用ポートで“仕事にすぐ使える”14型ノート。空きSODIMMで増設余地がある一方、バッテリーは短め、1.54kg、USB4/TB4非対応は割り切りが必要。
買ってよい人:Office込みで事務/学業を快適に、外部モニタや周辺機器を直挿しで使いたい。後からメモリを足して長く使う計画。
見送る人:長時間の持ち出し、重い編集や最新ゲーム、USB4/TB4/SD必須のワークフロー。
購入時は必要メモリ量を見積もり、足りなければSODIMMで増設。外部表示は対応ケーブル/モニタを用意。
用語の超かんたん解説
- NPU(Intel AI Boost)
AI処理専用のチップ。ノイズ除去や自動要約などの“AI機能”をCPU/GPUより省電力で実行。
- DisplayPort Alt Mode
USB‑C端子から映像を出す仕組み。対応ケーブル/モニタが必要。USB4/TB4とは別物。
- SODIMM
ノート向け増設用メモリの規格。空きスロットに追加して容量を増やせる。
