ASUS ROG Strix SCAR 16 G635LX(2025) |“240HzミニLED×RTX 5090×TB5×2”
16型WQXGA/240Hzのmini LEDと、175WクラスのRTX 5090 Laptop+Core Ultra 9 275HXを詰め込んだフラッグシップ。圧倒的だが重く、高価で電池は短め。
結論
買っていい人:“最速級のノートが必要”なゲーマー/クリエイター。1080p〜1440p高設定の高fps、重いエンコードや3Dも1台で攻めたい人に。16型の作業領域と多数ポートで据え置き環境にも強い。
見送るべき人:携帯性・静音・長時間駆動・価格対性能を重視する人。約2.8kgで電池は短め、ファン音も強め。USB-C充電非対応、SDスロットなし。
240Hz・mini LED・WQXGA(2560×1600)の16:10パネル。動きと発色の両立。
RTX 5090 Laptop(最大175W)+Core Ultra 9 275HXで重いゲーム/制作を強力プッシュ。
TB5×2/USB-A×3/HDMI/2.5GbEの充実I/O。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | ノートパソコン / ゲーミングノート/デスクトップ代替型 |
|---|---|
| ブランド / モデル | ASUS / ROG Strix SCAR 16 G635LX(G635LX-U9R5090) |
| 画面 | 16.0型 2560×1600(WQXGA)/ 240Hz / mini LED / ノングレア / 16:10 |
| メモリ | 64GB DDR5-5600(SO-DIMM×2, 空き0) |
| ストレージ | 2TB SSD(PCIe 4.0 x4 NVMe/M.2) |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPU(最大175W, GDDR7 24GB) |
| カメラ / マイク | 207万画素 IR対応Webカメラ(Windows Hello)/ アレイマイク / ステレオスピーカー(1W×4) |
| 無線 | Wi‑Fi 7(802.11be)、Bluetooth 5.4、2.5GbE有線LAN(RJ45) |
| 入出力 | Thunderbolt 5(Type‑C/PD/映像)×2、USB-A 3.2 Gen2×3、HDMI×1、3.5mmコンボ×1、RJ45×1、DC電源ジャック。 |
| 外部出力 | HDMI×1、TB5(Type‑C)×2で映像出力対応(DP Alt)。 |
| バッテリー | 90Wh / 駆動目安:約4.8時間(動画再生)・約7.5時間(アイドル) |
| サイズ / 重量 | 354.00×268.00×22.80-30.80 mm / 2800 g |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
数値はメーカー公称(日本/グローバル仕様)と販売ページ記載に基づく。構成により差異あり。USB‑C給電は非対応。
一言で:16型で“映像美×瞬発力”を最優先するなら有力。携帯性や静音・電池は割り切り。
240Hz mini LEDのWQXGA/16:10でゲームも制作も視認性◎。
RTX 5090(175W)+Core Ultra 9で重量級タイトルやエンコードを高速処理。
TB5×2/HDMI/USB-A×3/2.5GbEと拡張は豊富。ただしUSB‑C充電不可。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
240Hz・mini LEDの高品位16型。速さとコントラストに強い。
RTX 5090 Laptop(最大175W)で1080p〜1440p高設定の高fpsが狙える。
64GBメモリ+2TB SSDで重い編集や大型プロジェクトも余裕。
Thunderbolt 5×2+USB-A×3/HDMI/2.5GbEで据え置きの配線が組みやすい。
IRカメラ×顔認証、RGBイルミ搭載の日本語92キーで実用性と遊び心を両立。
大型筐体ゆえの高TGP設計で持続性能に期待。
注意して選びたい点
価格が非常に高い(参考739,800円)。コスパ重視には不向き。
約2.8kg+ACアダプター前提で携帯性は低い。
バッテリーは短め:外出長時間は厳しい。
USB‑C充電非対応(DCジャック運用)。ドック/給電の設計に注意。
SDカードスロットなし。写真/動画ワークはリーダー追加が必要。
メモリは空きスロット0で増設は入替が必要。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る冷却は強力だが高負荷時はファン音が大きめ。常時静音を求める人には不向き。 |
| 軽さ・持ち運び | × |
理由を見る約2.8kg+大型アダプタで“据え置き寄り”。日々の持ち運びは覚悟が必要。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る動画で約4.8時間目安。外出先の長時間作業は電源必須。 |
| コスパ重視 | × |
理由を見る性能は圧倒的だが価格も高い。過剰戦力になりやすい。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る日本語92キー+RGB。トラックパッドは良好だが携帯環境では筐体が大きい。 |
| 画面の見やすさ | ○ |
理由を見る16:10/WQXGA/240Hzのmini LEDで動きとコントラストに強い。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るIRカメラで顔認証◎。騒音環境ではファン音が乗る可能性。 |
| 事務作業・学業 | △ |
理由を見る速さは抜群。ただし重く電池は短め、教室/カフェ運用には不向き。 |
| 写真・軽い動画編集 | ○ |
理由を見る64GBメモリと高速CPU/GPUでRAW現像やFHD編集は余裕。 |
| ゲーム | ○ |
理由を見るRTX 5090で1080p/1440p高設定の高fpsが狙える。240Hzパネルを活かしやすい。 |
| 開発・解析 | ○ |
理由を見る多数コンテナ/VMやビルドでも余裕。TB5で高速ストレージ接続もしやすい。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るTB5/USB/2.5GbEで外付け拡張は強いが、メモリ空きスロット0・USB‑C充電不可。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
240Hz mini LEDの動き・HDR表示が高評価。黒浮き/にじみは個体差の話題も。
冷却と音:高TGP維持の代償で負荷時は騒がしい、という声が出やすいカテゴリ。
据え置き運用が前提との意見多数。TB5ドックや外部モニタ前提で快適化する人が多い。
体感はゲーム設定・ドライバ・室温で変動。購入後はBIOS/ドライバ更新と冷却設定の最適化を推奨。
注意点ガイド
重量級(約2.8kg):頻繁な持ち運びには不向き。
バッテリー短め:外出では電源確保を前提に。
価格が高い:用途が合わないと割高感が強い。
USB‑C充電不可:DCジャック運用のみ。
SDカードスロット非搭載:クリエイターは外付け必須。
“最速級ノート”と引き換えに、モバイル性・静音・価格は妥協が必要。自宅/事務所で腰を据えて使う前提なら真価を発揮。
比較・代替案
RTX 5080構成(G635LW):一段下のGPUで価格を抑える。表示や筐体は同系。
SCAR 18(18型):より大画面・広いスピーカー筐体で据え置き特化。
薄型寄りで妥協:Razer Blade 16やROG Zephyrus系。軽さ優先、ただしTGPは控えめに。
多ポートの王道:MSI Raider/Vector、Lenovo Legion 7/9i、GIGABYTE AORUS 16など同格の“据え置き系”。
コスパ重視:上位GPUを諦め、RTX 4080/5080クラスのセール機を狙う。
同シリーズ内でも構成差が大きい(メモリ/SSD/GPU/TB5など)。用途と予算に合わせて選択を。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
ROG Strix SCAR 16 G635LXは、240Hz mini LED×RTX 5090(175W)で“ゲームも制作も最速級”を目指す16型フラッグシップ。TB5×2や2.5GbEで据え置き運用に強い一方、約2.8kg・電池短め・USB‑C充電不可は割り切りが必要。
買ってよい人:16型の高品位画面でハイフレーム&重作業を1台でこなしたい。自宅/事務所で外部機器と組む据え置き中心。
見送る人:軽さ・静音・長時間駆動や価格対性能を重視。USB‑C充電やSDスロット必須。
価格は変動が大きい。セールや構成違い(GPU/メモリ/SSD)も比較を。
用語の超かんたん解説
- mini LED
多数の小型LEDで細かく明暗制御するバックライト。高コントラストで“にじみ”が出にくい。
- Thunderbolt 5
最大80/120Gbps級の次世代高速I/O。映像出力や高速ストレージ、ドック接続に有効。
- TGP(GPU消費電力)
GPUに割り当てられる電力枠。175Wのように大きいほど3D性能が伸びやすいが、発熱/騒音も増えがち。
