ASUS ProArt PX13(HN7306W)13.3型 |“13型2-in-1にRTX 4060”
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060+有機EL(2.8K/タッチ)。32GB/1TBで重めの作業も視野。<br>一方で価格は高め、画面は60Hz、負荷時の発熱/騒音とバッテリー減りは割り切りが必要。
結論
買っていい人:小型でも妥協したくないクリエイター/学生・社会人。写真現像、軽〜中量級の動画編集、3Dビュー/設計、出先でのPremiere/Blenderのチェック用途。高品位な有機ELと2-in-1(テント/タブレット形態)が刺さる人。
見送るべき人:コスパ厳格派・長時間バッテリー最優先・静音重視・高リフレッシュレート派。価格は強気、重負荷時はファン音/発熱が出やすく、画面は60Hz止まり。メモリ増設も不可。
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060で13型とは思えない処理力。NPUは最大50 TOPSでローカルAIにも対応。
13.3型 OLED 2,880×1,800/タッチの高コントラスト画面(グレア)。精細だが60Hzなのは留意。
USB4×2(映像/給電)+HDMI+Wi‑Fi 7で据え置きドック運用もしやすい。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | ノートパソコン / コンバーチブル型(360°回転) |
|---|---|
| ブランド / モデル | ASUS / ProArt PX13 HN7306W |
| 画面 | 13.3型 OLED(有機EL)/ 2880×1800 / 60Hz / タッチ対応 / グレア(光沢) |
| CPU | AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
| メモリ | 32GB LPDDR5X(オンボードのみ。) |
| ストレージ | 1TB SSD(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(dGPU)+CPU内蔵グラフィックス |
| カメラ / マイク | 約207万画素 IR(顔認証)カメラ内蔵 / アレイマイク(トリプル) / ステレオスピーカー 1W×2 |
| 無線 | Wi‑Fi 7(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4 |
| 入出力 | USB4(Type‑C/PD/DP)×2、USB‑A 3.2 Gen2 ×1、HDMI×1、microSDカードリーダー、3.5mmコンボジャック、電源ジャック |
| 外部出力 | HDMI×1、USB Type‑C×2(いずれも映像出力対応/本体への給電サポート)。 |
| バッテリー | 約15.6時間(動画再生・JEITA 2.0)。最大消費電力 約200W。Type‑C給電対応。 |
| サイズ / 重量 | 298.20×209.90×15.80-17.70 mm / 1380 g |
| OS | Windows 11 Home |
数値は販売ページ記載の公称値。構成・地域で差異が生じる場合があります。
全部盛りの13型2-in-1:有機EL+RTX 4060+Wi‑Fi 7。性能は強力、価格/発熱/60Hzは割り切り。
NPU最大50 TOPSで字幕生成・要約などローカルAI処理が捗る。
USB4×2+HDMIで外部モニタやドック運用が簡単。Type‑C給電もOK。
メモリは32GB固定(オンボード)。後から増やせないので購入時に容量を決める。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
13.3型でRTX 4060:携行サイズながら本格的な3D/動画処理までカバー。
有機EL 2.8K/タッチ:黒が締まり発色リッチ。写真/映像の確認がしやすい。
32GBメモリ+1TB SSD:同時作業や大きめデータも余裕。
USB4×2+HDMI+Wi‑Fi 7:拡張/通信が新世代。ドック前提の据え置きにも合う。
顔認証(IR)対応:会議や外出先でのログインが素早い。
1.38kgの2-in-1:13型コンバーチブルとしては健闘した重量。
注意して選びたい点
価格は強気:参考価格299800円。性能は高いがコスパ最優先なら他機種が有利。
60Hz表示:スクロールやゲームの滑らかさは120Hz機に劣る。
負荷時の騒音/発熱:薄型×dGPUの宿命。高負荷連続ではファン音と筐体温度に注意。
バッテリー持ちのブレ:dGPU動作や高輝度では消費が大きい。
拡張性は限定的:メモリはオンボードのみ。カードスロットはmicroSD、USB‑Aは1基。
ACアダプターが大ぶり:最大約200W級で携行性に影響。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る軽作業は静かだが、GPU負荷時はファン音が出やすい。 |
| 軽さ・持ち運び | △ |
理由を見る約1.38kg。13型としては普通〜やや重めだが性能を考えると許容。 |
| バッテリー重視 | △ |
理由を見る動画再生は長めだが、dGPU使用時は減りが速い。 |
| コスパ重視 | × |
理由を見る価格が高め。用途が合わないと割高感が強い。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る2-in-1でタッチ/ペン前提の操作が可能。82キー日本語配列。 |
| 画面の見やすさ | ○ |
理由を見る有機EL 2.8Kで高コントラスト。色再現も良好。 |
| Web会議 | ○ |
理由を見るIR顔認証+トリプルマイクでオンライン会議が快適。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見るRyzen AI+32GBで多数タブ/Office/資料づくりが軽快。外部出力も豊富。 |
| 写真・軽い動画編集 | ○ |
理由を見るRTX 4060と高コントラスト画面でプレビューが快適。短尺なら余裕。 |
| ゲーム | ○ |
理由を見る1080p高設定を狙える実力。ただし60Hz表示と発熱/騒音は配慮を。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見る12C/24T+32GBでビルドや仮想環境もこなす。長時間高負荷は冷却と電源が鍵。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るUSB4/HDMIで外付け拡張は容易だが、メモリ増設は不可。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
薄型×dGPUのリアル:高負荷ではファン音と表面温度が上がる傾向。電源接続時の性能最適化がポイント。
表示は高精細だが60Hz:スクロールの滑らかさ重視派には物足りないという声が出やすい。
ドック運用がはかどる:USB4×2とHDMIで外部モニタ/高速ストレージ/給電の取り回しが良い。
実挙動は電源設定/TGP/室温/アプリで変動。長時間の重作業は電源接続と冷却を前提に。
注意点ガイド
高価(参考価格299800円)。
60Hzで高速スクロール/ゲームの滑らかさは控えめ。
高負荷時の騒音・発熱が出やすい。
バッテリー減りが速い(dGPU動作/高輝度時)。
増設余地が小さい:メモリはオンボード固定、フルサイズSDなし(microSDのみ)。
アダプターが大きい(最大約200W級)。
許容ライン:外部モニタ併用の据え置き+持ち出しの二刀流なら真価。完全モバイル特化や高リフレッシュ重視なら他機も検討。
比較・代替案
ASUS ROG Flow X13:同じ13型クラスの2-in-1寄りゲーミング。RTX 4060構成でゲーム寄りに最適化。
14型軽量dGPUノート:OMEN Transcend 14やTriton 14など、60Hz以外の高リフレッシュや軽さ重視の選択肢。
iGPU+軽量長時間派:有機EL&長時間駆動の薄型(例:Zenbook/Spectre系)で静音/携行性を優先。
用途が“刺さる”人向けの小型高性能機。価格/発熱/60Hzを許容できるかが分岐点。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
ProArt PX13(HN7306W)は、13.3型2-in-1にRTX 4060と有機ELを詰め込んだ稀有な一台。持ち出せる制作機として強力だが、価格は高め、60Hz表示、高負荷時の騒音/発熱は要割り切り。
買ってよい人:小型で映像/写真の制作や3Dプレビュー、ゲームも楽しみたい。外部モニタ前提の作業環境を組む。
見送る人:コスパ/静音/長時間駆動や120Hz以上を重視。将来のメモリ増設を見込む。
購入時に必要容量(32GBメモリ・1TB以上のSSD)と表示要件(60Hzで足りるか)を事前確認。
用語の超かんたん解説
- Ryzen AI(NPU)
CPU/GPUとは別のAI専用回路。生成AIのローカル実行で省電力・高速化に効く。数値(TOPS)は“処理能力の目安”。
- USB4
最大40Gbpsの汎用高速規格。映像出力(DP Alt)や高速ストレージ、ドック接続、Type‑C給電に対応。
- 有機EL(OLED)
自発光パネルで黒が深くコントラストが高い。反面、消費電力や焼き付き配慮、60Hz構成が多い点に注意。
