ASUS ProArt P16 H7606WX |有機EL×RTX 5090×64GBのクリエイター最上位

16.0型OLED 3,840×2,400/120Hzのタッチ対応に、Ryzen AI 9 HX 370+GeForce RTX 5090 Laptop(最大120W)。メモリ64GB、SSD 4TB(2TB×2)、Wi‑Fi 7、約1.95kgでType‑C給電対応。価格は強気だが、映像/3Dに振り切った一台。

新品 OLED 120Hz 64GB/4TB RTX 5090
ASUS ProArt P16 H7606WX(Ryzen AI 9 HX 370/64GB/4TB/RTX 5090/16インチ有機EL/ナノブラック)の商品画像

(新品)ASUS ProArt P16 H7606WX-AI9644R5090W(16型 有機EL/RTX 5090/64GB/4TB)

参考価格:¥699,800 (Amazon記載・変動あり)。型番/構成は出品者に要確認。

結論

買っていい人:映像編集・3D・GPUアクセラレート作業を本気でやる人向け。4K素材の編集や重いエフェクト、多数レイヤー、生成AIのローカル実験まで1台で押し切れる構成。

見送るべき人:軽さ・静音・価格を優先する人や、バッテリー重視の常時モバイル。メモリはオンボードで増設不可のため、容量見積もりに自信がない人は要注意。

要点(ここだけ):
  • Ryzen AI 9 HX 370(12C/24T)+NPU 最大50TOPSでAIワークや並列処理に強い。

  • RTX 5090 Laptop(最大120W)/ GDDR7 24GBで3D・レンダ・GPUエンコードに余力。

  • 16.0型 OLED 3840×2400/120Hz タッチの高精細・高コントラスト。

         
おすすめ用途:プロ/準プロの映像・3D制作、After Effects/DaVinci/Blender、GPU前提のAI推論や研究用途。
妥協ポイント:価格・重量・発熱/騒音(重負荷時)・駆動時間(未公表)。

基本スペックと特徴

基本スペック(クリック/タップで展開)
PCタイプ ノートパソコン / クラムシェル型
ブランド / モデル ASUS / ProArt P16 H7606WX(H7606WX-AI9644R5090W)
画面

16.0型 OLED(有機EL) タッチ対応 / グレア / 3840×2400(16:10)/ 120Hz

メモリ

64GB LPDDR5X-7500(オンボードのみ・増設不可)

ストレージ

4TB SSD(2TB×2, PCIe 4.0 x4, NVMe/M.2)

グラフィックス

NVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPU(最大120W)/ GDDR7 24GB

カメラ / マイク

約207万画素 IR(顔認証)カメラ / トリプルアレイマイク / 6スピーカー(2W×2+1W×4)

無線

無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be(Wi‑Fi 7)、Bluetooth 5.4

入出力

USB4 Type‑C(PD/映像出力対応)×1、USB 3.2 Gen2 Type‑C(PD/映像出力対応)×1、USB 3.2 Gen2 Type‑A ×2、HDMI ×1、microSDカードリーダー、3.5mmコンボジャック、DC-in、ASUS Dial、Copilotキー

外部出力

HDMI ×1、Type‑C ×2(DP Alt対応)

バッテリー

駆動時間:測定中/未公表。最大消費電力 約240W。USB‑C給電および電源ジャック給電に対応。

サイズ / 重量 354.90×246.90×14.90-18.30 mm / 1950 g
OS

Windows 11 Home

記載は販売ページ情報に基づく。構成により仕様が異なる場合あり。メモリはオンボードのため購入時が最終構成。

ミニ解説

16型OLED×最上位級dGPUで“据え置き中心でも持ち出せる”クリエイター向けモンスター。

  • 64GBメモリ+4TB SSDで素材が多い案件も余裕。

  • USB‑Cは2基ともPD/映像に対応、据え置きはドック運用が快適。

  • Wi‑Fi 7で大容量素材の無線転送も高速化に期待。

推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に

良いところ

  • GPU性能が突出:RTX 5090 Laptop(最大120W/24GB)で3DやGPUエンコードが高速。

  • 高品位OLED 120Hz:解像度3840×2400で色とコントラストが明瞭。タッチ操作にも対応。

  • 64GBメモリ+4TB:重いプロジェクトや大量のキャッシュでも余裕。

  • ポート実用的:USB‑C×2(PD/映像)+USB‑A×2+HDMI+microSDで現場対応力が高い。

  • オーディオ/会議:6スピーカー+トリプルマイク+IRカメラでリモート作業も快適。

  • Wi‑Fi 7:次世代無線でNAS/クラウド運用と好相性。

注意して選びたい点

  • 価格が非常に高い:参考価格約70万円。費用対効果の見極め必須。

  • 重さ約1.95kg:毎日持ち歩くには負担。ACアダプタも大型になりがち。

  • 騒音・発熱:120W級dGPUは重負荷でファン音が増大、膝上作業は厳しい場面も。

  • バッテリー不明:公称駆動時間が未公表。高負荷時の電池持ちは短くなる前提。

  • 増設余地が小さい:メモリはオンボード固定。将来の拡張はストレージ交換中心。

  • 端子の細かい弱点:TB4は表記上1基のみ/有線LANやフルサイズSDスロットは非搭載。

どんな人におすすめか

○ おすすめ △ 普通 × おすすめしない
目的・シーン おすすめ度 理由 / コツ
安定動作・静音
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軽作業は静かだが、GPU全開ではファン音・熱がそれなりに出る。

軽さ・持ち運び ×
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約1.95kgで日常携行は重め。基本は据え置き+たまに持ち出し。

バッテリー重視 ×
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駆動時間が未公表。重負荷では短くなる前提。AC同梱での運用推奨。

コスパ重視 ×
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性能は圧倒的だが価格も突出。用途がハマらないと割高。

入力の快適さ
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JIS配列のイルミキー、タッチ対応、ASUS Dialで操作幅は広い。

画面の見やすさ
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有機EL 3840×2400/120Hzで精細・高コントラスト。

Web会議
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IRカメラ+トリプルマイク+6スピーカーで聞き取りやすい。

事務作業・学業
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快適すぎるほど速いが、重さ/価格はオーバースペック気味。

写真・軽い動画編集
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広帯域メモリと強力dGPUでRAW現像や4K編集が軽快。

ゲーム
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上位dGPUで最新タイトルも高設定を狙える構成。

開発・解析
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12C/24T+64GBでコンテナ/VM/ビルドが並列に回せる。

拡張性・長期運用
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M.2は2基だがメモリは固定。購入時に容量を決め切る必要。

実機レビューでの論点(要点だけ)

  • 重負荷時のサーマル/騒音対策は要計画。冷却台や据え置き運用で安定化を図りたい。

  • 4TB(2TB×2)は素材置き場と作業領域を分けられて実務で便利。バックアップ運用も併用を。

  • USB‑CのPD/映像対応でドックや外部モニタの接続が素直。現場ではHDMIも保険になる。

  • OLEDの映りは鮮やか。グレアゆえ映り込み対策(照明/角度調整)はしたい。

         

記載は製品情報ベース。騒音・温度・電池持ちは作業内容や環境で大きく変わります。購入前に“据え置き中心か/持ち出し中心か”の運用を具体化すると失敗が減ります。

注意点ガイド

  • 価格が非常に高い:導入効果が明確でないと厳しい。

  • 重量級:本体約1.95kg+ACで持ち運び負担大。

  • 騒音/発熱の増大:GPU全開で音が気になる場面あり。

  • メモリ増設不可:オンボード固定。容量を買う時に確定させる。

  • 端子の不足気味な点:LAN/フルサイズSD非搭載。TB4は1基表記で拡張はドック前提。

  • バッテリー情報が未公表:長時間の無給電作業は計画しにくい。

“据え置きでAC運用+必要時だけ持ち出す”前提なら真価を発揮。毎日携行や静音最重視には不向き。

比較・代替案

同シリーズの選び方
  • SSD容量の調整:4TB(2TB×2)が不要なら小容量構成でコスト圧縮。外付けSSDで補う手も。

  • メモリは迷ったら多め64GBは安心。軽め用途なら32GBモデル(構成違い)が狙い目。

  • GPUグレード:3Dが軽めなら下位GPU構成のProArtで価格・発熱・騒音を抑える。

用途別に替えたほうが幸せ
  • 薄型×高性能のバランス:ASUS ROG Zephyrus 16系などのクリエイター向け薄型ゲーミング。

  • モバイル重視:14〜15型のOLED/上位iGPUモデル。編集は外部GPUや据え置き機と分担。

  • 価格対性能:RTX 4070〜4090搭載の前世代クリエイター/ゲーミング機をセールで狙う。

同シリーズ内でも構成差(メモリ/SSD/GPU/ディスプレイ仕様)が大きいモデルです。必要な容量・端子・重量を先に決めてから選択を。

まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ

ProArt P16 H7606WXは、有機EL 16型/120Hzと最上位級dGPUを詰んだ“現場直行”クリエイター機。64GB/4TBで素材が多い案件でも余裕。一方で価格・重量・重負荷時の騒音は覚悟が必要。持ち出しより“据え置き主体+必要時に携行”がハマる。

  • 買ってよい人:4K編集/3D/AI推論をモバイルでも全力で回したいプロ・準プロ。

  • 見送る人:軽さ・静音・長時間バッテリーやコスパ最優先の一般用途。

購入時にメモリ・SSDを確定(増設不可)。端子拡張はUSB‑Cドックを前提に。

用語の超かんたん解説

NPU(TOPS)

AI処理専用エンジン。数値(TOPS)が大きいほどローカルAIの推論が速くなりやすい。

LPDDR5X-7500

高速省電力メモリ規格。オンボード実装で増設ができない点に注意。

USB4(PD/DP Alt)

最大40Gbps級の汎用ポート。充電(Power Delivery)や映像出力(DisplayPort Alt)にも対応。