MINISFORUM NAB9 Plus ミニPC(Core i9-12900H/32GB/1TB) |“OCuLinkで外付けGPU可・USB4・2.5G LAN×2”
第12世代Core i9+OCuLink搭載の高性能ミニPC。トリプル4K出力、デュアル2.5GbE、Wi‑Fi 6E/BT5.3で在宅~小型サーバーまで万能。<br>一方で<i>内蔵GPUは軽~中程度向け</i>、品質告知(特定ロットの不具合)への注意は必要。
結論
買っていい人:多画面での事務・開発・ブラウズ~軽い編集をキビキビ動かしたい人。2.5GbE×2で小型サーバー/NAS的な使い方、OCuLinkで外付けGPU(eGPU)を視野に入れる人にも。
見送るべき人:据え置きで“長期の安定性最優先”や、専用GPU前提の重いゲーム/3Dを内蔵だけで済ませたい人。USB4は便利だがThunderbolt 4そのものではない点や、特定ロットの品質告知を許容できない人は再考。
OCuLink(PCIe 4.0 x4, 64Gbps)でeGPU接続可。ホットスワップ非対応(電源OFFで着脱)。
トリプル4K出力:HDMI 2.1(4K@60)、DP1.4(4K@120)、USB4(4K@60)。
ネットワーク強い:2.5GbE×2+Wi‑Fi 6E。ソフトルーター/ファイル鯖にも◎。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | MINISFORUM / NAB9 Plus |
| CPU | Intel Core i9-12900HK / i9-12900H |
| メモリ | 32GB(16GB×2)DDR4 SO-DIMM。SSD用アクティブ冷却ファンを搭載。 |
| ストレージ | 1TB M.2 2280 NVMe SSD(最大4TBまで拡張可)+2.5インチベイ(SATA 3.0)。 |
| グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics(最大1.45GHz) |
| 無線 | Wi‑Fi 6E、Bluetooth 5.3。 |
| 入出力 | 前面:USB 3.2 Gen2 Type‑A ×2、3.5mmオーディオ端子。 |
| 外部出力 | 最大3画面:HDMI 2.1で4K@60、DP1.4で4K@120、USB4で4K@60。eGPUはOCuLink推奨(帯域広)。 |
| サイズ / 重量 | 182.00×161.00×114.00 mm / 1400 g |
| OS | Windows 11 Pro |
OCuLinkはホットスワップ不可(電源OFFで着脱)。サイズ/重量は販売ページ記載の目安。
高性能CPU×OCuLink×2.5G×2を小型に凝縮。用途の幅は広いが、iGPU限界と品質告知は把握して選ぶ。
OCuLink対応でeGPU運用が現実的。USB4より帯域に余裕があり性能ロスが小さい。
トリプル4K(HDMI/DP/USB4)で作業領域を一気に拡張。
拡張性◎:M.2 NVMe+2.5インチSATA、デュアル2.5GbE、USB4 PD‑IN対応。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
Core i9-12900H/12900HKで日常~ビルド/仮想化まで快適。
OCuLinkで外付けGPUを直結でき、映像編集やAI推論を強化しやすい。
2.5GbE×2でルーター/サーバー/リンクアグリにも応用可。
USB4(40Gbps)+DP/HDMIで周辺機器・映像出力が柔軟。
ストレージ余力:NVMe 4TBまで+2.5インチ増設、SSDファンで温度対策。
注意して選びたい点
iGPUは中堅:AAAゲームは画質設定に妥協必須。重い3DはeGPU前提。
TB4ではない:USB4互換性は広いがTB周辺機器で挙動差あり得る。
USB-A高速口は実質2基(前面10Gbps×2)。背面はUSB2.0×2で速度は遅い。
OCuLinkはホットスワップ不可。電源OFFでケーブル着脱が必要。
品質告知:特定製造時期のNAB9に起動不能等の不具合報告。購入時はシリアルと販売元の保証対応を確認。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る軽負荷は静かだが高負荷ではファン音あり。特定ロットの品質告知も要確認。 |
| 軽さ・持ち運び | × |
理由を見る約1.4kgの据え置き前提。AC電源必須でノート代替の携行には不向き。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る内蔵バッテリーなし。電源確保が前提。 |
| コスパ重視 | △ |
理由を見るi9/32GB/1TB/2.5G×2で構成は強いが、信頼性を重視するなら比較検討を。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る外付けキーボード/マウス次第。USB4/有線LANでドック運用がしやすい。 |
| 画面の見やすさ | △ |
理由を見る本体に画面はないが、3画面4K出力で外部モニタ運用は強い。 |
| Web会議 | △ |
理由を見るカメラ/マイクは外付け前提。多画面+有線LANで安定運用しやすい。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る高性能CPUとマルチディスプレイで快適。静音性も実用レベル。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見るFHD〜軽い4Kは可。重いカラーグレーディングはeGPUや上位機が無難。 |
| ゲーム | × |
理由を見る内蔵GPUはesports中心。OCuLink eGPUで伸びるが追加コストが伴う。 |
| 開発・解析 | ○ |
理由を見るコンパイル/仮想化/コンテナに強い。2.5GbE×2で検証ネットワークも作りやすい。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るNVMe+2.5″+OCuLinkで拡張性は高い。品質告知ロットは交換対応の可否を確認。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
起動不能・突然死の報告があり、メーカーが品質告知(リコール案内)を公表。対象は一部の製造期間・シリアル範囲。
CMOS電池交換で一時復帰の事例もあるが恒久解決にならない報告も。最終的には交換対応が多い。
OCuLink eGPUはUSB4/TB経由より帯域の余裕があり、外部モニタ直結なら性能ロスが小さいとの声。
一部環境でHDMI音声の遅延報告。TV側設定やドライバ更新で改善例あり。
品質告知は“製造時期の一部ロット”に限定とされるが、購入時は販売元の保証/初期不良対応を確認推奨。OCuLinkは電源OFFで着脱。
注意点ガイド
iGPU性能は中位:重量級ゲーム/3Dは厳しい。
TB4非搭載:USB4で多くは賄えるが互換性差に注意。
USBポート構成:背面はUSB2.0×2で高速周辺機器には不向き。
OCuLink運用コスト:eGPUは別途GPU・電源・ケーブルが必要。
品質告知あり:対象ロットは起動不能等。シリアル/購入チャネルでサポート条件が変わる場合あり。
据え置き小型PCとしての完成度は高いが、長期安定・保証重視なら販売元/保証体制を要チェック。用途がハマるなら価格に見合う満足度。
比較・代替案
NAB9(無印):近い構成。価格重視なら候補(OCuLinkの有無は要確認)。
NAB7/NAB6:Core i7構成でコストを抑えたい場合に。
構成違い:32GB+512GB/1TBやベアボーン(自前でメモリ/SSD用意)も選択肢。
内蔵GPU重視:AMD Ryzen 7 7840HS/7940HS系のミニPC(Radeon 780M)— フルHDゲーム重視なら有利。
TB4周辺機器を多用:Thunderbolt 4対応ミニPC(ドック/外付けGPU箱の互換性を優先)。
安定運用重視:Dell/HP/Lenovo等のビジネス小型デスクトップ(サポートと保守体制が太い)。
同シリーズ/代替の在庫や価格は変動が大きいので、必要端子・保証・用途の優先度を書き出して比較すると失敗しにくい。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
NAB9 Plusは、Core i9の速さとOCuLink/USB4/2.5G×2の拡張性を小型筐体に詰め込んだ万能ミニPC。トリプル4Kやストレージ増設で在宅~ホームラボまで対応力は高い。一方でiGPU限界、TB4非搭載、特定ロットの品質告知は理解して選びたい。
買ってよい人:多画面で事務/開発を快適に、2.5GbE×2やeGPUで用途を広げたい。
見送る人:重い3D/ゲームを内蔵だけでやりたい、長期安定やサポート対応を最優先したい。
購入時はメモリ/SSD構成と保証条件(販売元/シリアル確認)をセットでチェック。
用語の超かんたん解説
- OCuLink
外付けでPCIeを引き出す規格。PCIe 4.0 x4(最大64Gbps)でeGPUなどの接続に用いられる。ホットスワップ不可。
- USB4
最大40Gbpsの汎用高速インターフェース。映像出力(DP Alt)やPD給電にも対応。Thunderbolt 4とは厳密には別物。
- 2.5GbE
2.5ギガビット有線LAN。従来の1GbEの約2.5倍の帯域でNAS/バックアップ/リンクアグリに有利。
