GMKtec NucBox M3 Plus(Core i9-12900HK) |“小型でもi9の実力”
14コア/20スレッドのCore i9-12900HKに、DDR4メモリ最大64GB・M.2ストレージ×2で拡張OK。HDMI×2+USB‑C(DP1.4)で<b>トリプル4K@60Hz</b>出力、2.5GbE搭載。※USB‑Cは映像/データのみ(USB4/Thunderbolt/PD給電は非対応)。
結論
買っていい人:省スペースでもCPU馬力が欲しい人に。多タブのブラウジング、Office並行作業、コードのビルドや表計算の重め処理、4K×3画面での情報表示まで小型でこなします。2.5GbEでNAS/サーバー連携も快適。
見送るべき人:3Dゲーム/本格GPUワーク(長尺4K編集・AI推論など)やUSB4/TB4ドック運用を想定する人。Type‑CはDP1.4映像とデータのみで、PD給電・eGPU・Thunderboltは非対応。
Core i9-12900HK(14C/20T, 最大5.0GHz, 〜45W)。小型ながらマルチスレッドが強い。
HDMI2.0×2+USB‑C(DP1.4)で4K@60Hz×3同時出力。作業領域を一気に拡張。
メモリDDR4-3200最大64GB、M.2 2280 NVMe+M.2 2242で増設しやすい。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | GMKtec / NucBox M3 Plus |
| CPU | Intel Core i9-12900HK |
| メモリ | DDR4-3200 SO-DIMM×2(32GB構成あり/最大64GB)。 |
| ストレージ | M.2 2280 NVMe(PCIe 3.0)×1(512GB/1TB構成)+ M.2 2242(SATA/PCIe)×1。 |
| グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics(最大1.45GHz/96EUの内蔵GPU)。 |
| 無線 | Wi‑Fi 6(Realtek 8852BE)/Bluetooth 5.2。 |
| 入出力 | 前面:USB 3.2 Gen2 Type‑A×2。 |
| 外部出力 | 最大3画面 4K@60Hz(HDMI 2.0×2+USB‑C DP1.4×1)。 |
| サイズ / 重量 | 114.00×106.00×42.50 mm / 430 g |
| OS | Windows 11 Pro(Linux対応)。 |
Type‑CはUSB4/TB非対応・PD給電不可。内部増設はファン/ブラケットの取り外しが必要な構造。容量・対応規格は構成/個体差あり。
小型なのにCPU馬力と拡張性が両立。ただしGPUは内蔵&Type‑CはDP止まり。
i9-12900HKでコンパイル/多タブ/表計算が快適。省スペースのサブ機にも◎。
HDMI×2+USB‑Cで4K×3表示。ドック前提ならUSB4/TB非対応に注意。
RAM最大64GB+M.2(2280+2242)で長く使える設計。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
CPU性能が高い:14コア/20スレッドのi9で並列処理が速い。
トリプル4K出力:資料・チャート・動画を同時表示しやすい。
2.5GbE(I226‑V):NAS/クラウド同期が軽快。
増設しやすい:DDR4×2(最大64GB)+M.2×2で将来の余地あり。
コンパクト:114×106×42.5mm、約430gで設置自由度が高い。
注意して選びたい点
ゲーム/3Dは限定的:iGPU(Iris Xe)なので最新大作は設定を大きく下げる前提。
Type‑CがDP/データのみ:USB4/TB/PD/eGPU非対応で拡張性は控えめ。
高負荷時は騒がしい:45W駆動ではファン音と発熱が増える。
SSD規格が混在:標準はPCIe 3.0が中心。最高速NVMeを求めるなら要構成確認。
内部アクセスにコツ:増設時はファン/ヒートシンクの取り外しが必要。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る軽負荷は静かだが、45W近辺ではファン音が出やすい。 |
| 軽さ・持ち運び | △ |
理由を見る約430gの小型筐体。移動は楽だが周辺機器は別途必要。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見る据え置き用。バッテリーは非搭載。 |
| コスパ重視 | ○ |
理由を見るi9+拡張性で価格帯の割に性能/機能のバランス良好。 |
| 入力の快適さ | × |
理由を見るキーボード/マウスは外付け前提。好みの周辺機器で整える必要。 |
| 画面の見やすさ | × |
理由を見るディスプレイは非搭載。外部モニター次第。 |
| Web会議 | △ |
理由を見る有線/無線が安定。カメラ/マイクは外付けで品質を確保。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る多画面・多タブが快適。省スペースの固定端末に好適。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見るCPU頼みの短尺編集やRAW現像は○。長尺4K/重いエフェクトは厳しめ。 |
| ゲーム | × |
理由を見るeスポーツ系の軽量級なら設定次第。重量級3Dは不向き。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見る並列ビルドやコンテナ動作は速い。メモリは32〜64GB推奨。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るDDR4×2とM.2×2で延命しやすいが、TB/USB4非対応は将来の制約。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
Type‑CはDP Alt ModeのみでUSB4/TB/PD非対応という声が多数。ドックやeGPU運用は不可。
3画面4K出力は安定:HDMI×2+USB‑C(DP1.4)で業務の同時表示に好評。
内部増設はやや手間:M.2やメモリにアクセスする際、ファン/ブラケットを外す必要があるという報告。
実測性能や騒音は電源設定(28〜45W)や設置環境で変動。購入前に用途・周辺機器(モニター/ドック/SSD規格)の適合を確認。
注意点ガイド
GPU性能は控えめ:3DゲームやAI/映像重作業は非現実的。
USB‑Cの仕様制限:USB4/TB/PD/eGPU非対応。拡張はUSB-AやLAN中心に。
高負荷時の静音性:45W運用だとファン音が目立つ。
SSD速度は構成次第:標準はPCIe 3.0が多く、最速NVMeを期待しない。
内部アクセスの難度:増設に分解工程が増え、初心者にはハードル。
購入後の使い勝手は“モニター/入力機器/ネットワーク”の整備で大きく向上。構成の見直し(メモリ増設・SSD換装)で寿命を伸ばせます。
比較・代替案
NucBox M3(Core i5-12450H):価格重視でライト用途向け。筐体/端子は近い。
NucBox M3 Ultra(Core i7-12700H):i9に近いCPU性能で価格控えめなことも。
NucBox M5 Plus(Ryzen 7 5825U):2.5GbE×2などネットワーク重視の選択肢。
GPU性能が要る:Ryzen 7 7840HS/7940HS系のミニPC(例:MINISFORUM/Beelink上位)でiGPU強め+USB4対応が狙い目。
USB4/TB4必須:GMKtec K3 Pro(Core i7-12650H, USB4)などTB/USB4対応機。
超静音志向:TDP低めの省電力ミニPCや大型筐体モデル(静音ファン/ヒートシンク重視)も検討。
同シリーズ/代替は端子仕様(USB4/TB/PDやLAN数)とメモリ・SSD構成を必ず確認。価格はセールで上下するため“待つ”のも有効。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
NucBox M3 Plusは“小型×高CPU性能”の完成度が高く、4K×3の情報表示や開発・事務をコンパクトにまとめたい人に刺さる一台。いっぽうでGPUは内蔵のまま、Type‑CはDP止まり、高負荷時の静音性も並。要件がハマればコスパ良、拡張の自由度を求めるなら別路線。
買ってよい人:省スペースでCPU処理重視、多画面で情報を広く並べたい、NAS/有線ネットを活かしたい。
見送る人:最新ゲーム/重いGPU処理、USB4/TB4ドックやeGPU、完全無音運用を期待する。
価格目安はセールで6〜7万円台。購入時にメモリ/SSD容量を見極め、将来の増設計画も立てておくと安心。
用語の超かんたん解説
- Iris Xe(アイリス・エックスイー)
Intelの内蔵GPU。4K再生や軽い3Dは可能だが、重量級ゲーム/3D用途は苦手。
- DP Alt Mode(USB‑C映像出力)
USB‑CからDisplayPort信号を出す仕組み。USB4/TB/PDとは別物で、給電や超高速拡張はできないことがある。
- 2.5GbE
2.5ギガビットLAN。一般的な1GbEの約2.5倍の帯域で、NASとの大容量転送が速くなる。
