LG gram 14(14Z90T-GA55J, 2025) |“1120gで最大32時間”
14型WUXGAの軽量モバイル。Core Ultra 5 225H(シリーズ2)+Arc iGPU、72WhでJEITA v3アイドル最大32時間。DCI‑P3 99%のIPS、顔認証、TB4/USB‑C/USB‑A/HDMIを装備。メモリはオンボードで増設不可、SSDはM.2空きスロットあり。
結論
買っていい人:軽さと電池持ち最優先で、Office/ブラウジング/資料作成/出先の写真選別までを気軽にこなしたい人。広色域ディスプレイや顔認証、有線出力(HDMI)とTB4の両立が欲しい人にも合う。
見送るべき人:重い動画編集・3D・PCゲーム本気やメモリ増設前提の運用。オンボード16GBは後から増やせず、iGPUゆえ長時間の高負荷はサーマル面で頭打ち。
1.12kg×72Whで軽さとスタミナの両立。JEITA v3で動画15h/アイドル32h目安。
14型IPS WUXGA&DCI‑P3 99%。アンチグレアで文字も作業も見やすい。
ポート充実:HDMI×1、USB‑C×2(TB4×1)、USB‑A×2、ヘッドセット端子。拡張ドックも活用しやすい。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | ノートパソコン / クラムシェル型 |
|---|---|
| ブランド / モデル | LG / gram 14 14Z90T-GA55J |
| 画面 | 14.0インチ IPS / 1920×1200(WUXGA)/ 16:10 / 350nit / コントラスト1200:1 / DCI‑P3 99% / アンチグレア |
| メモリ | 16GB LPDDR5X‑6400(デュアルチャネル)。 |
| ストレージ | 512GB SSD(NVMe PCIe 4.0 x4)/M.2 2280空きスロット×1で増設可。 |
| グラフィックス | Intel Arc グラフィックス 130T(統合GPU, iGPU)。 |
| カメラ / マイク | FHD(1080p)カメラ/Windows Hello顔認証(IR)対応。 |
| 無線 | Wi‑Fi 6E(ax, a/b/g/n/ac対応)、Bluetooth 5.3。 |
| 入出力 | HDMI ×1、USB‑C ×2(USB4 Gen3x2〈Thunderbolt 4〉×1、USB 3.2 Gen2 ×1)、USB‑A ×2(USB 3.2 Gen2)、3.5mmヘッドセット端子。 |
| 外部出力 | HDMI:4096×2160@60Hz、USB‑C:5120×3200@60Hz(各8bit)。 |
| バッテリー | 72Wh/JEITA v3 動画約15時間・アイドル約32時間/65W ACアダプター。 |
| サイズ / 重量 | 312.00×214.30×16.90 mm / 1120 g |
| OS | Windows 11 Home(Copilot/AI機能対応)。 |
公式仕様ベース。構成やアップデートにより数値・機能は変わる場合があります。
1.12kg×72Wh×DCI‑P3 99%。軽くて長持ち、画面も妥協しない14型。
メモリは固定16GB。後から増設不可→同時起動アプリが多い人は要計画。
SSDは増設可(M.2空き×1)。写真/動画の保存を手頃に拡張できる。
TB4+HDMI+USB‑Aで周辺機器の接続がしやすい。外部5K級@60Hz出力にも対応。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
1120gの超軽量:毎日持ち歩いても負担が少ない。
72Whで長時間駆動:移動日でもACなしで粘れる設計。
広色域DCI‑P3 99%:写真選別や資料作成で色が見やすい。
ポートが実用的:TB4/USB‑C/USB‑A/HDMIを装備。ドック運用もしやすい。
顔認証:開いてすぐログイン、会議でも便利。
注意して選びたい点
メモリ増設不可:16GB固定。重い同時作業やVM多用は計画的に。
iGPUの限界:フル3Dゲーム/長時間の4K編集は厳しい。設定調整が前提。
薄型ゆえの持続性能:高負荷連続では発熱で性能が頭打ちになりやすい。
価格は強気:同価格帯Windowsで32GB/1TBが出る時期も。セール待ち推奨。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | ○ |
理由を見る軽作業は静かで安定。薄型筐体でも日常用途は快適。 |
| 軽さ・持ち運び | ○ |
理由を見る1.12kgで14型としてトップクラスに軽い。 |
| バッテリー重視 | ○ |
理由を見る72Wh。JEITA v3で動画15h/アイドル32hの目安。 |
| コスパ重視 | △ |
理由を見る質は高いが価格は強気。セールやポイント還元で狙いたい。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る日本語83キー/バックライト/約1.65mmストロークで打ちやすい。 |
| 画面の見やすさ | ○ |
理由を見るWUXGAの16:10+DCI‑P3 99%で文字も写真も見やすい。 |
| Web会議 | ○ |
理由を見るFHDカメラ+顔認証で即ログイン。マイク/スピーカーも実用十分。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る軽快さと電池持ち、端子の多さで在宅/講義どちらも安心。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る広色域でプレビュー◎。長尺4K/重いエフェクトは時間がかかる。 |
| ゲーム | × |
理由を見るArc iGPUは軽〜中量級向け。最新大作は設定を下げても厳しめ。 |
| 開発・解析 | △ |
理由を見るブラウザ/IDE中心は快適。Docker/VM多用は16GBが足枷になりやすい。 |
| 拡張性・長期運用 | △ |
理由を見るSSDは増設可だがメモリは固定。購入時の要件見積もりが重要。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
実重量の軽さは満足度が高い、という声が出やすいカテゴリー。14型で1.12kgは貴重。
SSD増設OK(空きM.2)。容量不足の不安を後からカバーしやすい点は好評。
Arc iGPUは普段使い〜軽い編集は快適だが、3Dゲームは設定調整前提という評価に落ち着きがち。
個々の体感は負荷・電源設定・室温で変わります。重作業は電源接続や冷却環境も併用を。
注意点ガイド
メモリが固定16GB:将来の増量は不可。多数タブ+重アプリ併用は詰まりやすい。
重い3D/動画の持続性能:薄型筐体+iGPUで長時間連続は苦手。
価格対容量:この価格で16GB/512GBは割高に感じる人も。セール待ちが無難。
発熱・ファン音:高負荷時はそれなり。静音重視なら電源プランの調整を。
普段使い〜モバイル重視には最適。一方で“積む”用途(長尺4K編集/3D/本格ゲーム/VM多用)は上位構成やdGPU機が現実的。
比較・代替案
gram 14(同型の上位構成):メモリ32GB/SSD 1TBモデル。マルチタスクや編集用途ならこちら。
gram 16/17:画面とバッテリー容量重視。重量は増すが作業領域が広い。
軽さ特化:Fujitsu UHクラスの超軽量機。さらに持ち運び最優先の人に。
総合バランス/価格:ASUS/Lenovo/HPの14型(Ryzen/Intel)で32GB/1TBセール狙い。
クリエイティブ/ゲーム重視:GeForce RTX搭載の14型(例:クリエイター/ゲーミングノート)。編集/3D/ゲームが段違い。
同価格帯と用途を明確に比較。メモリは後から増やせないため、最初に必要容量を見極めるのが最重要。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
LG gram 14(14Z90T-GA55J)は、1.12kg×72Whで“持ち歩ける作業マシン”を体現。DCI‑P3 99%のWUXGA、TB4+HDMIで周辺機器も扱いやすい。一方でメモリは16GB固定、iGPUは重い3Dや長時間レンダに非力。用途がハマる人には強力な相棒。
買ってよい人:軽さ・電池持ち・表示品質を重視し、Office/Web/写真選別や短尺編集が中心。
見送る人:動画/3D/ゲームを本気で回す、または将来メモリ増設を見込む。
購入時に容量設計(クラウド併用 or SSD増設)と電源/冷却の使い分けを決めておくと満足度が上がる。
用語の超かんたん解説
- WUXGA(1920×1200)
フルHDより縦が広い16:10の解像度。文書や表計算の表示領域が増える。
- DCI‑P3 99%
映画業界基準の広色域。写真や映像の“赤や緑”が鮮やかに表示できる指標。
- JEITAバッテリー動作時間(Ver.3.0)
日本の測定基準。動画とアイドルなど複数条件での目安時間を示す。実使用では環境で前後する。
