ASUS Vivobook 15 M1502YA(Ryzen 7 7730U/16GB/1TB/Office 2024) |据え置き寄りの15.6型FHD

Office 2024同梱で実務向け。USB‑Cは充電可だが映像出力不可、SSDはPCIe 3.0 x2、約1.7kgで携帯性はほどほど。Wi‑Fi 6E/BT5.3対応、駆動約12.9時間。

新品 Office 2024 1TB SSD Wi‑Fi 6E

結論

買っていい人:Office込みで事務/学業をすぐ始めたい人に最適。Word/Excel/PowerPoint、Web会議、資料作成、写真整理までをHDMIで外部1画面につないで据え置き中心に使う運用に向く。

見送るべき人:軽さ最優先USB‑Cからの映像出力・多画面が必須、動画編集/3Dゲームなど重い処理、高リフレッシュや広色域ディスプレイを求める人は別機種推奨。

要点(ここだけ):
  • USB‑CはPD充電・データのみ映像出力は不可。外部表示はHDMI経由が前提。

  • 16GBメモリはオンボード8GB+SODIMM 8GBの構成。スロットは1基(空き0)で増設は入れ替えが必要。

  • 1TB SSDだが接続はPCIe 3.0 x2。体感は十分でもベンチ帯域は控えめ。

         
おすすめ用途:在宅ワーク/学業のベーシック作業、Office 2024が必須でストレージ1TBを最初から確保したい人。
妥協ポイント:重量と携帯性、USB‑C映像不可/カードリーダー非搭載、SSD帯域(PCIe 3.0 x2)、iGPU性能。

基本スペックと特徴

基本スペック(クリック/タップで展開)
PCタイプ ノートパソコン / クラムシェル型
ブランド / モデル ASUS / Vivobook 15 M1502YA-R7161BLWS
画面

15.6型ワイドTFT液晶(ノングレア)/ 1920×1080 / 60Hz

メモリ

16GB DDR4-3200(オンボード8GB+SODIMM 8GB)。SODIMMスロット×1(空き0)で増設は入れ替え。

ストレージ

1TB SSD(NVMe M.2、PCIe 3.0 x2接続)

グラフィックス

AMD Radeon グラフィックス(CPU内蔵/iGPU)

カメラ / マイク

約92万画素Webカメラ(プライバシーシャッター付)/ アレイマイク / ステレオスピーカー 2W×2

無線

Wi‑Fi 6E(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3

入出力

USB‑C 3.2 Gen1(PD給電・データ、映像出力非対応)×1、USB‑A 3.2 Gen1×2、USB2.0×1、HDMI×1、3.5mmコンボジャック×1、DC-in端子

外部出力

HDMI×1で外部ディスプレイ出力に対応。USB‑Cは映像出力に非対応。

バッテリー

約12.9時間(公称)/ 最大消費電力 約45W

サイズ / 重量 359.70×232.50×19.90 mm / 1700 g
OS

Windows 11 Home + Microsoft Office Home & Business 2024(デジタルアタッチ)/ Microsoft 365 Basic 1年

Amazon.co.jp限定仕様。カードリーダーなし。保証:本体12カ月(国際)+ASUSあんしん保証12カ月(要登録)。

ミニ解説

Office 2024と1TB SSDが最初から揃う、据え置き寄りの15.6型スタンダード。

  • USB‑Cは充電可だが映像不可。外部表示はHDMI経由で計画を。

  • 16GBメモリはオンボード+SODIMM1基(空き0)。将来増やすなら入れ替え前提。

  • SSDはPCIe 3.0 x2。普段使いは十分だが、超高速ストレージを求める人は注意。

推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に

良いところ

  • Office Home & Business 2024同梱で初期費用を抑えやすい。

  • 1TB NVMe SSDで写真/資料を広く保存できる。

  • Wi‑Fi 6E/ Bluetooth 5.3対応で無線周りは新しめ。

  • HDMI搭載で会議室や自宅モニタにそのまま接続しやすい。

  • USB‑CはPD充電対応で汎用充電器が使いやすい。

注意して選びたい点

  • USB‑Cの映像出力に非対応:ドックでの多画面運用は不可。

  • 約1.7kgで持ち運びは軽快ではない。

  • SSD帯域が控えめ:PCIe 3.0 x2接続。超高速コピー目的だと不利。

  • 画面はFHD/60Hz:高リフレッシュや広色域ではない。

  • メモリは半分オンボード:スロット1基(空き0)で増設は入れ替え必要。

  • カードリーダー非搭載:写真取り込みはUSB経由や外付けリーダーが必要。

どんな人におすすめか

○ おすすめ △ 普通 × おすすめしない
目的・シーン おすすめ度 理由 / コツ
安定動作・静音
理由を見る

UシリーズCPUで事務用途は静かめ。重い処理ではそれなりのファン音。

軽さ・持ち運び ×
理由を見る

約1.7kg。毎日持ち歩くと重さは感じる。

バッテリー重視
理由を見る

公称約12.9時間。実働は負荷と明るさ次第で短くなる想定。

コスパ重視
理由を見る

Office 2024+1TB込みは魅力。一方でCPU/SSD仕様は最新最速ではない。

入力の快適さ
理由を見る

日本語JIS配列。15.6型で余裕あるキー配置(個人差あり)。

画面の見やすさ
理由を見る

ノングレアFHDで文章作業は見やすいが、色味/リフレッシュは標準的。

Web会議
理由を見る

720pカメラ(シャッター付)とアレイマイクで基本は十分。

事務作業・学業
理由を見る

Office同梱・HDMI搭載・1TBで資料管理がしやすい。

写真・軽い動画編集
理由を見る

軽作業は可能。重い書き出しは時間がかかる。

ゲーム ×
理由を見る

iGPUで3Dは設定を大きく下げても厳しめ。カジュアル中心。

開発・解析
理由を見る

ブラウザ多段やIDE程度は○。VM多用はメモリ入れ替え増設を検討。

拡張性・長期運用 ×
理由を見る

メモリは半分固定・スロット1基。USB‑C映像不可やカードリーダーなしも将来性に制約。

実機レビューでの論点(要点だけ)

  • USB‑C映像不可でドックが活かせない点に注意、という声が出やすい。

  • 静音性:オフィス用途は静か、負荷をかけるとそれなりのファン音という評価に落ち着きがち。

  • SSD速度は日常では問題ないが、PCIe 3.0 x2ゆえベンチ重視だと見劣りする傾向。

         

実機の体感は個体/環境差あり。外部出力はHDMI前提で構成を組むと失敗しにくい。

注意点ガイド

  • USB‑C映像出力非対応:多画面/Type‑Cドック運用ができない。

  • 重量1.7kgで持ち運びは得意でない。

  • PCIe 3.0 x2 SSDで帯域は控えめ。

  • FHD/60Hzで表示は標準レベル。

  • メモリは空きスロットなし:増設は既存SODIMMの入れ替えが必要。

  • カードリーダー非搭載

据え置き中心なら弱点は目立ちにくいが、持ち歩きや多画面・高速ストレージ重視だとミスマッチ。

比較・代替案

同シリーズの選び方
  • M1502YA-BQ183WS(標準モデル):Office 2021/BT5.1。価格と付属ソフトの優先度で選ぶ。

  • Office不要なら:Office非同梱構成のほうが総額を抑えやすい。

  • 容量より軽さ重視:同系15.6型よりも重量の軽い14型クラスを検討。

用途別に替えたほうが幸せ
  • USB‑C映像出力が必須:Thunderbolt 4 または USB‑C(DP Alt対応)搭載ノート。

  • 軽量重視:1.2〜1.4kgの14型ビジネスノート。

  • 動画編集/ゲーム:専用GPU(GeForce系)搭載のクリエイター/ゲーミングノート。

同じ予算でも“Office込み/なし”“携帯性”“外部出力条件”で満足度が大きく変わる。自分の使い方に合わせて優先順位を決めよう。

まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ

ASUS Vivobook 15 M1502YAは、Office 2024+1TBが最初から揃う据え置き寄りの15.6型。日常〜事務の快適度は高い一方、USB‑C映像不可PCIe 3.0 x21.7kgなど妥協点は明確。条件にハマれば“買い”、外すなら他候補へ。

  • 買ってよい人:Office前提の事務/学業、据え置き中心、HDMIで外部1画面を使う。

  • 見送る人:軽さ・USB‑Cドック運用・重い編集/ゲーム・高色域/高リフレッシュを重視。

購入前チェック:USB‑Cの出力要件、持ち運び頻度、SSD帯域の優先度。

用語の超かんたん解説

PCIe 3.0 x2

SSDの接続規格と“レーン数”。x2はx4より帯域が半分で、ベンチ上の速度は控えめ。

PD(Power Delivery)

USB‑Cで給電する規格。対応充電器からノートPCへ充電できる。

iGPU(内蔵グラフィックス)

CPUに内蔵されたGPU。省電力だが3D性能は専用GPUに劣る。