超わかる!CPUとGPUの違い&ランク早見表(初心者向け)
これからPCを買うけど、CPUとGPUって何?どれを選べばいいの?という人向けの入門ガイドです。 まずは役割をざっくり理解 → 次にランク早見表で候補を絞り → 最後にあなたの用途に合う目安を確認します。
検索ページ活用
このサイトでは、CPU/GPUを以下の基準でランク付けしています。
検索ページで「A〜Eランク」や用途別で指定して絞り込みできます。
CPUとGPUの超ざっくり違い
CPUはパソコンの司令塔(頭脳)。文書作成、Web、アプリの動作、同時作業の快適さに効きます。
GPUは映像や3Dを手早く描く専用職人。ゲームの滑らかさ、動画編集のプレビュー、AI画像生成などで効きます。
- 日常用途中心ならCPUの快適さが体感に直結。
- ゲームや映像ならGPUのランクが最優先。
- 同じ価格帯なら「どちらに重きを置くか」を決めると候補が絞れます。
このサイトのランク基準(早見表)
CPUランク(Geekbench 6 Multi)
| ランク | 目安スコア | 想定帯 |
|---|---|---|
| A | 18,000以上 | HX級/デスクトップ級(重い作業を速く) |
| B | 12,000–17,999 | 上位ノート(高速&余裕) |
| C | 8,000–11,999 | 上位モバイルの主力(多くの人の快適ゾーン) |
| D | 4,500–7,999 | 日常・ビジネス中心(コスパ良) |
| E | 4,500未満 | 入門・省電力(用途を絞ればOK) |
GPUランク(3DMark Time Spy / ゲーム体感)
| ランク | Time Spy目安 | ゲーム体感の目安 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| A | ≳ 11,000 | 1440p「高」で快適 | RTX 4070〜 |
| B | 6,000–10,999 | 1080p「最高」60–100fps | RTX 3060/4060, RX 7600, 780M高TDP |
| C | 3,000–5,999 | 1080p「高」45–60fps目安 | GTX 1660 Super, RTX 2050/3050, 780M標準 |
| D | 1,200–2,999 | 1080p「中」30–45fps | Iris Xe良条件, Snapdragon X iGPU, 旧MX系 |
| E | < 1,200 | 入門・軽用途向け | Intel UHD等 |
※ eGPU(外付けGPU)は帯域損失により、同GPUでもおよそ0.7〜0.85倍の性能になることがあります。
※ ベンチマークは機種の冷却や電源設定で前後します。ここでは目安として活用してください。
用途別:どのランクのPCが合っている?
まずは自分の優先順位を決めましょう。下の12項目から当てはまるものを選ぶ→ CPU/GPUの推奨ランクを目安に、検索ページで候補を絞るのがコツです。
1. 安定動作・静音
2. 軽さ・持ち運び
3. バッテリー重視
4. コスパ重視
5. 入力の快適さ
6. 画面の見やすさ
7. Web会議
8. 事務作業・学業
9. 写真・軽い動画編集
10. ゲーム
11. 開発・解析
12. 拡張性・長期運用
推奨マトリクス(CPU/GPUランクの目安)
| 用途 | こんな人 | CPU目安 | GPU目安 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1. 安定動作・静音 | とにかく静かにサクサク | C〜B | D〜C(内蔵でも可) | 冷却の良い筐体+静音設定。無理に高TDPにしない。 |
| 2. 軽さ・持ち運び | モバイル最優先 | C前後 | D(iGPU中心) | 1.2〜1.4kg級。薄型でもCPU Cなら体感◎。 |
| 3. バッテリー重視 | 外出長時間 | D〜C | D以下 | 省電力設定+高効率CPU。dGPU非搭載が有利。 |
| 4. コスパ重視 | 最小コストで快適 | D上限〜C下 | D〜C | 価格帯が近ければメモリ16GB優先が満足度↑。 |
| 5. 入力の快適さ | 長文や表作業が多い | C | E〜D | 良キーボード&広トラックパッドを最優先。 |
| 6. 画面の見やすさ | 長時間閲覧・作業 | C | D | 14〜16型/高解像度/ノングレアor高輝度を。 |
| 7. Web会議 | テレワーク常用 | C | D | カメラ/マイク品質と静音性をチェック。 |
| 8. 事務作業・学業 | Office/ブラウジング/課題 | D〜C | D | メモリ16GB、SSD 512GBあると安心。 |
| 9. 写真・軽い動画編集 | RAW現像/フルHD編集 | C〜B | C〜B | GPU支援が効くソフトはB寄りが快適。 |
| 10. ゲーム | 最新タイトルを遊びたい | C〜B | B(1080p最高)〜A(1440p高) | フルHDならB、WQHD狙いはAが目安。 |
| 11. 開発・解析 | ビルド/仮想化/AI推論 | B〜A | 用途によりC〜A | 多コアCPU推奨。機械学習はGPU強め。 |
| 12. 拡張性・長期運用 | 長く使いたい | C以上 | D〜C | 増設しやすいメモリ/SSD、豊富なポート重視。 |
かんたん自己診断
- ゲームをしない → CPU重視でCクラス前後、メモリ16GB。
- 最新ゲームを高画質で → GPU B〜A、冷却に余裕のある筐体。
- 写真・動画をそこそこ → CPU/GPUともC〜Bがバランス良。
- とにかく軽くてバッテリー → CPU C or D + iGPU中心。
よくある疑問とコツ
Q. 内蔵GPU(iGPU)でもゲームはできる?
軽めのタイトルや設定を落とせば可能です。GPU D〜C相当(例:Iris Xe、Ryzen 780M)ならフルHD「低〜中」で遊べる場面も。
Q. メモリやストレージはどれくらい?
- 日常〜学業:16GB RAM / 512GB SSDが安心ライン。
- 編集・開発:32GB RAM検討。素材やVMでさらに積むと◎。
Q. eGPU(外付けGPU)はどう?
ノートに外付けで強化できますが、同GPUでも0.7〜0.85倍の性能低下が目安。携帯性/価格/設置スペースとのバランスを考えましょう。
Q. 最後はどう選ぶ?
- 自分の優先項目を3つ以内に絞る(例:軽さ / 静音 / ゲーム)。
- 上の表でCPU/GPUランクの目安を決める。
- 検索ページでランクやスコアをフィルタ → 候補比較。

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