GMKtec EVO-T1(Core Ultra 9 285H) |OCuLink+USB4+M.2×3の“拡張特化”AIミニPC
第2世代Core Ultra 9 285H(16C/最大5.4GHz)とIntel Arc 140T iGPU、NPU 13TOPS。64GBメモリ+2TB PCIe 4.0 SSD、デュアル2.5G LAN、USB4、OCuLink搭載。HDMI 2.1/DP1.4/USB-Cで<b>4画面</b>同時出力に対応。サイズ154×151×73.6mm・約910g。<br><span class="meta">重い3D/AAAゲームはeGPU(OCuLink)活用が前提。</span>
結論
買っていい人:小型でも拡張重視で、ローカルLLM/画像生成、開発/多タブ作業、4画面運用を静かめ+高TDPで回したい人。OCuLinkでeGPUを繋いで重い3Dやレンダを伸ばしたい用途にも合う。
見送るべき人:内蔵GPUだけでAAAゲーム快適を期待/最小サイズ&完全静音最優先/無線最新規格(Wi‑Fi 6E/7)必須の人。USB4は1基、SDスロットなし。8K表示は条件次第で要調整。
OCuLink(PCIe4.0×4)搭載でeGPU直結に最適。
M.2 2280×3で最大約12TB(4TB×3)の高速ストレージ構成が可能。
HDMI 2.1+DP1.4+USB4+Type‑Cで4画面同時。HDMIは8K@60Hz/4K@144Hzに対応。
基本スペックと特徴
基本スペック(クリック/タップで展開)
| PCタイプ | デスクトップパソコン / ミニPC |
|---|---|
| ブランド / モデル | GMKtec / EVO-T1 |
| CPU | Intel Core Ultra 9 285H |
| メモリ | 64GB(32GB×2)DDR5-5600 デュアルチャネル。最大128GB(最大DDR5-6400対応)。 |
| ストレージ | 2TB NVMe SSD(PCIe 4.0×4)/M.2 2280スロット×3(空き2)。最大約12TB(4TB×3)。 |
| グラフィックス | Intel Arc 140T(内蔵GPU, 8コア相当) |
| 無線 | Wi‑Fi 6(Intel AX200)/Bluetooth 5.2。 |
| 入出力 | 前面:USB 3.2 Gen2 Type‑C(PD/DP/データ)、USB 3.2 Gen2 Type‑A×3、3.5mmコンボジャック、電源/CMOSクリアボタン。 |
| 外部出力 | 同時4画面出力:HDMI 2.1(最大8K@60Hz/4K@144Hz)、DP1.4、USB4、Type‑C(DP Alt)。 |
| サイズ / 重量 | 154.00×151.00×73.60 mm / 910 g |
| OS | Windows 11 Pro |
メーカー公称仕様に基づく。表示のTOPS値はCPU/GPU/NPU合算の理論値。OCuLinkはeGPU向け直結端子(ホットプラグ不可)。
“小型+拡張”で作業を一気に底上げ。iGPUは実用域、重い3DはeGPU運用で解決。
M.2×3&最大128GBメモリでストレージ/メモリを大きく盛れる。
USB4+OCuLinkで外付けGPU/高速デバイスが活きる。
4画面対応で在宅ワークの生産性を上げやすい。高解像度はケーブル条件を確認。
推しポイント:“軽・静・長持ち”+2外部出力で万能な日常機に
良いところ
拡張性が突出:M.2×3、デュアル2.5G LAN、USB4、OCuLinkで用途が広い。
高TDP運用:最大80W設計+デュアルファン/VCで持続性能に配慮。
マルチディスプレイ快適:HDMI 2.1/DP/USB-Cで4画面同時に展開。
ローカルAIに好相性:NPU 13TOPS+大容量RAM/高速SSDでLLMや画像生成の土台が強い。
サイズの割に高性能:154×151×73.6mm・約910gの小型筐体。
注意して選びたい点
iGPUは中堅:最新AAAは設定を下げても厳しめ。eGPU前提で考えると安心。
USB4は1基のみ:高速ポートが不足しやすい。ハブ/ドック前提を想定。
Wi‑Fiは6止まり:6E/7対応ではない。無線最重視なら別機種も検討。
SDカードスロット非搭載:カメラ運用はリーダー必須。
高負荷時のファン音/消費電力:80W運用では静音性と電力に妥協が必要。
どんな人におすすめか
| 目的・シーン | おすすめ度 | 理由 / コツ |
|---|---|---|
| 安定動作・静音 | △ |
理由を見る軽負荷は静かだが、80W運用ではファン音が出る。 |
| 軽さ・持ち運び | △ |
理由を見る本体は小型だがACアダプタが必要。“据え置き前提の可搬”向き。 |
| バッテリー重視 | × |
理由を見るデスクトップ用(内蔵バッテリー非搭載)。 |
| コスパ重視 | △ |
理由を見る拡張性とメモリ/SSD込みの完成度は高いが、iGPU性能比では割高に感じる人も。 |
| 入力の快適さ | △ |
理由を見る好みのキーボード/マウスを接続して最適化できる。 |
| 画面の見やすさ | ○ |
理由を見る4画面対応でレイアウト自由度が高い。8K/高リフレッシュは要件確認。 |
| Web会議 | △ |
理由を見る有線2.5G+Wi‑Fi 6で安定。カメラ/マイクは外付け前提。 |
| 事務作業・学業 | ○ |
理由を見る多タブ/Office/ノート取りに強く、4画面で効率UP。 |
| 写真・軽い動画編集 | △ |
理由を見る内蔵GPUでフルHD〜軽い4Kは可。重いカラー/エフェクトはeGPUが現実的。 |
| ゲーム | × |
理由を見るeスポーツ系は設定次第。AAAはeGPUか専用GPU機が無難。 |
| 開発・解析 | ○ |
理由を見るRAM 64GB+M.2×3でVM/Docker/LLMが回しやすい。 |
| 拡張性・長期運用 | ○ |
理由を見るOCuLink/USB4/2.5G×2で拡張余地が大きい。 |
実機レビューでの論点(要点だけ)
M.2×3で内蔵だけで大容量構成が組めるのは実機でも好評。
OCuLinkはeGPU接続で体感が大きく伸びる一方、ホットプラグ不可の指摘多め。
冷却は強力だが高負荷時の騒音はそれなりという評価に集約。
AI/TOPSの数値はベンダー合算の理論値。実タスクではメモリ/電力設定や冷却環境で体感が変動します。
注意点ガイド
iGPUの3Dは実用域止まり:AAAはeGPUか専用GPU機推奨。
USB4が1基:高速周辺機器を多用する場合は帯域が足りない。
Wi‑Fi 6のみ:6E/7対応機に比べ無線の将来性に弱い。
SDカードスロットなし:写真/動画ワークで不便。
8K/高リフレッシュ出力は要件依存:ケーブル/モニタ/アダプタの条件を満たす必要。
据え置き前提なら2.5G×2やM.2×3の強みが活きる一方、モバイル性や静音性の絶対値は薄型ノートに及びません。
比較・代替案
EVO‑T1(64GB+1TB):価格重視。内蔵ストレージは後から増設しやすい(M.2×3)。
EVO‑T1(96GB+2TB):VM/生成AIを多用するヘビーユース向け。
eGPU併用:OCuLink対応ドック+外付けGPUで3D/レンダ性能を大幅底上げ。
iGPU重視派:AMD Ryzen 7 8845HS/7940HS搭載ミニPC(Radeon 780M)系は内蔵GPUが強い傾向。
USB4ポート多めが必要:USB4×2以上のモデルやThunderbolt 4対応機も検討。
同価格帯では“拡張性重視のインテル機か、iGPU重視のAMD機か”が分かれ目。用途で選択を。
まとめ:“日常最強の軽量機”だが、値段と拡張性で人を選ぶ
EVO‑T1は“小型+拡張性”が売りの高速ミニPC。Core Ultra 9 285Hの持続TDP設計、M.2×3、USB4とOCuLink、2.5G×2、4画面対応で在宅/開発/AI用途に刺さる。一方、iGPUは中堅・USB4が1基・Wi‑Fi 6のみ。重い3DやAAAはeGPU併用が前提、そこを割り切れれば強い選択肢。
買ってよい人:拡張性を軸にローカルAI/開発/多画面の生産性を上げたい。eGPU前提で長く使いたい。
見送る人:内蔵GPUだけで重いゲームを遊びたい/完全静音や最新無線規格を重視する。
購入前に:必要なUSB4/有線LANポート数、eGPU運用の有無、SSD本数/容量を見積もると失敗しにくい。
用語の超かんたん解説
- OCuLink
PCIeをそのままケーブル化した端子(本機はGen4×4)。ホットプラグ不可。eGPU直結で帯域ロスが少ない。
- USB4
最大40Gbpsの汎用高速I/O。映像出力(DP Alt)や外付けSSD/ドック接続に使う。
- TOPS(AI性能)
毎秒の演算回数の目安。CPU/GPU/NPUの合算値は“理論ピーク”で、実タスクの体感と一致しないことが多い。
