超わかる!メモリとストレージの違い|保存と動作が一発で理解(初心者向け)

PC選びでよく聞く「メモリ(RAM)」と「ストレージ(SSD/HDD)」。
たとえるなら、メモリ=作業台、ストレージ=倉庫。
このページでは違い→必要容量→買うときのコツまでを、図表でサクッと解説します。
この記事の使い方
まずは「超ざっくり違い」を読んでイメージを掴む → 「用途別の目安」で自分に合う容量を決める → 「購入・増設チェック」で失敗を防ぎましょう。
メモリとストレージの超ざっくり違い
メモリ(RAM)=作業台
- アプリを今まさに動かすときに使う一時的な置き場。
- 電源を切ると中身は消える(揮発性)。
- 広いほど同時作業に強く、カクつきや待ち時間が減る。
ストレージ(SSD/HDD)=倉庫
- 写真・動画・アプリ・OSなどを長期保存する場所。
- 電源を切っても残る(不揮発性)。
- 速いほど起動や読み込みが短くなる(SSD≒速い / HDD≒大容量低価格)。
※ OSは足りないメモリを補うためにストレージを仮想メモリ(スワップ)として使いますが、体感は大きく低下します。まずはメモリ容量を確保するのが基本。
表で理解:役割・消える/残る・速さ・体感
| 項目 | メモリ(RAM) | ストレージ(SSD/HDD) |
|---|---|---|
| 役割 | アプリの作業スペース | データの長期保存 |
| データの持続 | 電源OFFで消える(揮発) | 電源OFFでも残る(不揮発) |
| 速度の体感 | 同時作業の滑らかさ・切替の速さ | 起動/読み込み/コピー時間 |
| 典型的な容量 | 8〜64GB(ノートは16〜32GBが主流) | 256GB〜4TB(ノートは512GB〜1TBが主流) |
| 増設のしやすさ | デスクトップ◎/ノートは固定(オンボード)も | デスクトップ◎/ノートはM.2空き有無を要確認 |
| 種類 | DDR4 / DDR5(速度=周波数・CLで変化) | SSD(NVMe/SATA)、HDD(3.5/2.5インチ) |
用途チップ:あなたはどれ?
1. ブラウジング/Office
2. 写真レタッチ
3. 動画編集(フルHD)
4. 動画編集(4K)
5. PCゲーム
6. プログラミング/仮想環境
7. 音楽制作
8. 学生レポート/オンライン授業
9. 画像生成AI/機械学習入門
10. ただのデータ置き場が欲しい
用途別:メモリ/ストレージ容量の目安
| 用途 | メモリ目安 | ストレージ目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1. ブラウジング/Office | 8GB〜16GB | 256〜512GB SSD | タブ多用なら16GB。起動や保存速度重視でSSD。 |
| 2. 写真レタッチ | 16GB〜32GB | 512GB〜1TB SSD | RAW現像は一時データが大きい。カタログはSSDに。 |
| 3. 動画編集(フルHD) | 16GB〜32GB | 1TB SSD以上推奨 | 素材と書き出し用に空き容量を常に20%以上確保。 |
| 4. 動画編集(4K) | 32GB〜64GB | 1〜2TB SSD+外部ストレージ | NVMe SSDが快適。プロキシ生成で作業を軽く。 |
| 5. PCゲーム | 16GB(重いタイトルは32GB) | 1TB SSD以上 | 最近の大作は1本100GB超も。余裕を持って確保。 |
| 6. プログラミング/仮想環境 | 32GB〜64GB | 1TB SSD以上 | VM/コンテナはメモリもディスクも食う。高速NVMe推奨。 |
| 7. 音楽制作 | 16GB〜32GB | 1TB SSD(サンプル用に外付けも) | 大容量サンプルは別SSDに置くとロードが速い。 |
| 8. 学生/オンライン授業 | 16GB | 512GB SSD | レポート/動画視聴/会議ツールが快適ライン。 |
| 9. 画像生成AI/ML入門 | 32GB以上 | 1TB SSD | モデル/キャッシュで容量を食う。NVMeの速さが効く。 |
| 10. データ保管重視 | 8GB〜16GB | 2TB以上(HDDや外付け併用) | 起動用はSSD、アーカイブはHDDの二段構えがコスパ◎。 |
※ あくまで目安です。OS/アプリの更新で必要量は増える傾向。迷ったら一段上を選ぶと後悔しにくいです。
SSDの種類と選び方(かんたん)
| 種類 | 形状/接続 | 速さの目安 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| NVMe SSD | M.2(PCIe) | とても速い(起動/ロードが短い) | メイン用途全般、動画編集、ゲーム |
| SATA SSD | 2.5インチ or M.2(SATA) | 十分速い(HDDより大幅に快適) | 古いPCの高速化、サブ用途 |
| HDD | 3.5/2.5インチ(SATA) | 読み書きは遅いが大容量で安価 | 写真/動画の保管、バックアップ |
用語メモ:QLCは安価・容量大だが書込耐久/速度が落ちやすい、TLCはバランス型、SLCキャッシュは短時間の高速化領域。
不足サインを見極める(症状→対策)
| 症状 | 原因の目安 | 対策 |
|---|---|---|
| アプリ切替やタブがもっさり | メモリ不足(スワップ多発) | メモリ増設/上位モデルへ。常駐アプリ整理。 |
| 起動やロードが遅い | ストレージがHDD/遅いSSD | NVMe SSDへ換装。空き容量20%以上確保。 |
| 保存に失敗・容量警告 | ストレージ空き不足 | 不要データ整理、外付け/クラウドに退避。 |
| 高負荷時に固まる/強制終了 | メモリ不足 or 常駐の衝突 | メモリ見直し、不要ソフト停止、アップデート。 |
今すぐ確認するには?
- Windows:Ctrl + Shift + Esc → 「パフォーマンス」タブでメモリ使用量とディスクを確認。
- macOS:Spotlight で「アクティビティモニタ」→ メモリ圧力/ストレージ空き容量を確認。
購入・増設チェックリスト(失敗しないコツ)
- メモリは余裕を:迷ったら一段上(例:8→16GB、16→32GB)。
- ストレージは二段構え:OS/アプリはSSD、保管は外付けSSD/HDDやクラウド。
- 空きスロットを確認:ノートはメモリがオンボード固定の機種も。M.2スロットの有無は要チェック。
- 規格の一致:DDR4/DDR5、速度・電圧、片面/両面、NVMe/SATA など適合を確認。
- 保証とバックアップ:換装前に必ずバックアップ。クローンで引っ越しが楽。
- 空き容量の目安:SSDは総容量の20%以上の空きを保つと速度低下を防げる。
よくある勘違い(サクッと是正)
- × 「メモリを増やすと保存容量が増える」 → いいえ。保存容量はストレージです。
- × 「SSDなら全部同じ速さ」 → いいえ。NVMeとSATAで体感差あり。世代やコントローラでも変わります。
- × 「空き容量ゼロでも平気」 → いいえ。更新・一時ファイルで不具合/速度低下の原因に。
- × 「タブを開きっぱなしでも大丈夫」 → メモリを消費します。重いWebアプリは特に。
FAQ:迷ったときの最短回答
Q. いま買うならメモリは何GB?
日常〜学業は16GBが安心。ゲーム/編集/開発なら32GBを検討。
Q. ストレージはどれくらい?
ライトユーザーは512GB SSD、ゲーム/編集は1TB SSD以上が使いやすいです。
Q. SSDにしたらゲームのfpsは上がる?
fpsは主にCPU/GPU依存。ロード時間短縮やマップ切替のカクつき軽減に効きます。
Q. 外付けでもOK?
バックアップやアーカイブには外付けSSD/HDDは便利。編集中の素材は内蔵NVMeが快適。
Q. 交換・増設は難しい?
デスクトップは簡単な部類。ノートは機種差が大きいので、メモリがはんだ付け(オンボード)か、M.2空きを事前確認しましょう。
用語ミニ辞典
- DDR4/DDR5:メモリの世代。一般に新しい方が速い。
- CL(CAS Latency):メモリの応答遅延。数値が小さいほど良いが体感差は用途次第。
- NVMe:PCIe接続の高速SSD規格。SATAより高速。
- TBW/書込耐久:SSDが書き込みに耐えられる総量の目安。長く使うならチェック。
- SLC/TLC/QLC:NANDの種類。速さ・耐久・価格のバランスが異なる。
- スワップ/仮想メモリ:メモリ不足時にストレージを作業領域として使う仕組み(遅い)。



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